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タグ「childhood thyroid cancer」

放射性ヨウ素I-131に胎内被ばくした人々に見られる甲状腺がんなどの甲状腺疾患のスクリーニング研究

著者:M.ハッチ、A.ブレナー、T.ボグダノヴァ他

典拠:J. Clin. Endocrinol. Metab. (臨床内分泌学・代謝誌)、2009

キーワード:I-131,胎内被ばく、甲状腺

概要:

序文

安定ヨウ素と同様、放射性ヨウ素は甲状腺に堆積し、子供の甲状腺がんの発症率を向上させる。胎芽および胎児による被ばくのデータは極めて希少である。私達はI-131による甲状腺への照射から起こり得る疾患の予測を提示する。

研究方法

断面スクリーニング(触診、超音波、甲状腺ホルモン他)によって甲状腺を検査(2003~2006)。母子2582組が調査に参加。母親は、チェルノブイリ事故当日、およびその後I-131の影響下で2カ月間内に妊娠していた女性達(1494人)ならびに比較グループ(1088人)である。

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19106267

ポスト・チェルノブイリ甲状腺腫瘍の染色体不均衡

タイトル:ポスト・チェルノブイリ甲状腺腫瘍の染色体不均衡

著者:リヒターH., ブラセルマンH., ヒーバーL., トマスG., ボグダノヴァT.

典拠:甲状腺 14、1061-1064頁、2004年。

キーワード:幼年期の甲状腺腫瘍

概要:60のポスト・チェルノブイリ幼少期甲状腺腫瘍からの組織サンプルを調べた。腫瘍DNA内の染色体損益を検出するのに比較ゲノムハイブリダイゼーション(CGH)を使用した。これは幼年期の甲状腺腫瘍における初のCGH研究である。ポスト・チェルノブイリ腫瘍は腫瘍の30%において染色体不均衡を示した。ポスト・チェルノブイリ腫瘍における最も頻度の高いDNAのコピー数の変化は染色体2、7q11.2-21、13q21-22、21(DNA増加)、染色体16p/q, 20q, 22q (DNA喪失)を含んでいる。ポスト・チェルノブイリ甲状腺腫瘍で検出されたこれらの具体的な変化(染色体16p/qおよび22q上の欠損)は甲状腺腫瘍における攻撃的な生物学的行動に関連するものとして以前に報告されており、したがってポスト・チェルノブイリ腫瘍における甲状腺乳頭癌(PTC)のより攻撃的な表現型を説明できる可能性がある。RET再配列を示すポスト・チェルノブイリPTCの18%もまた、追加の遺伝的事象が腫瘍のこのサブセットに関与している、もしくは腫瘍内の遺伝的異質性がそれらの腫瘍に存在することを示す染色体不均衡を見せており、腫瘍の発生にたいするオリゴクローナルのパターンを示唆している。

URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15650359

甲状腺の影響

タイトル:甲状腺の影響

著者:ウィリアムスE. D., ピンチェラA., ベッカーD., デミドチクE. P., 長瀧重信, トロンコN. D.

典拠:[PDF-73K]、2007年7月、IAEA紀要、3/1996。

キーワード:

概要:…チェルノブイリに近いウクライナ…、…受けた…の間にゴメリにおける幼年期の甲状腺がん…子供たちにおいて甲状腺がんが確認…チェルノブイリ事故以来ウクライナ…幼年期の甲状腺がんの症例が必要とされている。…

URL:http://www.iaea.org/Publications/Magazines/Bulletin/Bull383/38305893132.pdf

チェルノブイリ原発事故後のベラルーシにおける甲状腺がん発生率の時間的傾向

タイトル:チェルノブイリ原発事故後のベラルーシにおける甲状腺がん発生率の時間的傾向

著者:ハイデンライヒW. F., ケニクスバーグJ., ヤコブP., ブグロヴァE., ゴウルコG., ペレツケH. G., デミドチクE. P., ゴロヴネヴァA.

典拠:放射線影響学会、151、617-25頁、1999年。

キーワード:幼年期の甲状腺癌、ベラルーシ

概要:1986年から1995の間にベラルーシで観察された幼年期の甲状腺癌の発症率は、被爆後の時間、被爆時の年齢および性別の関数として捉えられる。結論は過剰な絶対的な危険関数のために出された。被ばく後最低でも約3年の潜伏期間の後、このリスク関数は少なくとも6年間直線的増加を示した。年齢の平均投与量の依存性を補正した後では、ゴメリにおける放射線誘発甲状腺絶対リスクは、被ばく時に10歳以下だった子供の方がそれより年上の者たちより3倍高い。これは部分的には、異なるケース・コレクション品質に起因する。加えて、被ばく時に10歳以下だったグループにおいては、絶対スケールの男子の甲状腺と比べ、女子の甲状腺は放射線に対して約1.5倍敏感であった。外部被ばくによるリスク推定値はゴメリのリスク推定値と一致し、過剰の場合の増加はすぐにプラトーに達すると想定される。

URL:http://www.jstor.org/discover/10.2307/3580038?uid=3738328&uid=2129&uid=2&uid=70&uid=4&sid=21101947514301

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