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クロアチア、ゴルスキ・コタル郡の山の森林生態系における雑食動物および草食動物のゲーム種内の137Csと40K濃度

タイトル:クロアチア、ゴルスキ・コタル郡の山の森林生態系における雑食動物および草食動物のゲーム種内の137Csと40K濃度

著者:シュプレムN., バビッチI., バリシッチD., バリシッチD.

典拠:Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry、2013年10月、298巻、1号、513-517頁。

DOI: 10.1007/s10967-013-2475-1

キーワード:ゲーム肉、137Cs、40K、雑食動物、草食動物、山の森林生態系

概要:本研究の目的は、チェルノブイリ事故から約4分の1世紀後のクロアチアのゴルスキ・コタル郡の山の森林における大型哺乳動物のゲーム種内の137Csと40Kの負荷を調査することである。137Csと40Kの放射能が5大ゲーム種(ヒグマ(Ursus arctos)、イノシシ (Sus scrofa)、ノロジカ(Capreolus capreolus)、アカシカ (Cervus elaphus)、およびシャモア(Rupicapra rupicapra))の49の肉サンプルにおいてガンマ分光法によって測定された。その結果、草食動物のゲーム種(ノロジカ、アカシカ、シャモア)は雑食動物の種(ヒグマ、イノシシ)よりも有意に低い137Cs濃度を示し、これによって異なる栄養戦略が肉におけるセシウム濃度に反映するという仮説が確認された。ヒグマの肉において測定されたセシウム負荷は二桁の範囲内だったが、イノシシの肉におけるセシウム負荷は一桁の範囲内であることが分かった。見積もられた効果的な等価線量によって、セシウムの最高線量の摂取が雑食動物種の肉の消費によるものであり、草食動物種由来の肉の消費いよってはより低い線量が摂取されることが示された。

URL:http://link.springer.com/article/10.1007/s10967-013-2475-1

チェルノブイリ原発事故後の放射能汚染とクロアチアの住人が受けた実効線量

タイトル:チェルノブイリ原発事故後の放射能汚染とクロアチアの住人が受けた実効線量

著者:ロコバウエルN., フラニッチZ., バウマンA., マラチッチM., セザールD., センチャルJ.

典拠:環境放射能ジャーナル、41(2)、137-146頁、1998年11月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0265-931X(97)00006-4

キーワード:放射能汚染、クロアチア、ヒト、セシウム137、ストロンチウム90

概要:あらゆる核分裂生成物の沈着を促したチェルノブイリ原発事故によって、クロアチア共和国の人々をめぐる環境の汚染はそれ以前の20年間よりもきわめて深刻化した。本論は、特に人間の食物連鎖内における沈着の調査および核分裂生成物の放射性核種による汚染(特にセシウム137、ストロンチウム90)を扱っている。目的は、チェルノブイリ事故および大規模大気圏内核兵器テストによる汚染レベルの相違を確定することである。チェルノブイリ事故後の翌年、1歳の乳幼児、10歳の小児および成年における外部および内部被ばくによる放射線量が測定された。それぞれの年間実効線量は1.49、0.93、0.83mSvだった。本論は、核兵器テストとチェルノブイリ事故後のグローバルフォールアウトから数年間に渡る食品内へのセシウム137およびストロンチウム90の年間摂取量、またそれによってクロアチアの住人達が受けた実行線量に関するデータも提供する。

URL:http://www.franic.info/radovi/NLokobauer_Radiation_Contamination_after_Chernobyl.pdf

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