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タグ「疫学」

チェルノブイリ事故処理作業員における非がん疾患の疫学(英語)

著者:V.A.ブズノフ、N.P.ストラプコ、Ye.A.ピロゴヴァ 他

典拠:International Journal of Radiation Medicine. — 2001. — Vol. 3, № 3–4. — P. 9–25.

疫学研究における応用のための線量の再構築で望ましく実現可能なことは何か?

タイトル:疫学研究における応用のための線量の再構築で望ましく実現可能なことは何か?

著者:ボーヴィルA., ビービG.W., アンスポーL.

典拠:1996年2月会議:チェルノブイリ事故の結果に関する欧州委員会、ベラルーシ、ロシア連邦、ウクライナによる国際会議

デジタルオブジェクト識別子:

キーワード:疫学的研究

概要:集団の疫学的研究の一般的な形態にはモニタリング研究と正規研究の二つがあり、それぞれの役割をを果たしている。モニタリング研究は、起こりうるリスクの性質と大きさを、影響を受ける可能性のある人口グループのメンバーに教えてくれるものである。正規の疫学的研究は、起こりうる定量的リスクについての科学的知識を増やしてくれるものである。放射線被ばくによるヒトの健康リスクを最も的確に推定できるのは正規の疫学的研究である。線量測定データはあらゆる疫学調査に必須であるが、必要なディテールと精度は目的によって異なる。モニタリング研究にとってそれが必要である場合は、線量に関する一般的情報で十分である。しかし定量的な放射線リスクに関する科学的情報に貢献することが期待されている正規研究では、慎重な個人線量の推計が必要である。本論文では、原子力発電事業の結果被ばくした集団の正規な疫学研究に必要な線量測定データに的を絞って論じている。米国学術研究会議による勧告は主にこれに従っている。本論文で使用される例は、多くの人が高めの線量に被爆し、正規の疫学的研究を開始するきっかけとなったチェルノブイリ事故に関連している。取り上げられているのは、事故時にベラルーシとウクライナに住んでいた子どもたちの間で発症した甲状腺がんの調査、事故の緩和に駆り出された労働者およびリクビダートルの間で発症した白血病の調査である。

URL:http://www.osti.gov/bridge/product.biblio.jsp?query_id=2&page=0&osti_id=261093

ベラルーシのチェルノブイリの被害者に関する疫学研究の現状

タイトル:ベラルーシのチェルノブイリの被害者に関する疫学研究の現状

著者:マツコV. P.

典拠:[PDF-101K]、2002年8月。

キーワード:

概説:本報告は、科学研究機関および保健省の諸機関で公表されたデータに基づいて、チェルノブイリ原発(ChAPS)事故の後遺症についてのベラルーシの疫学研究の結果を分析したものである。共和国内における被災者のための衛生対策の特別なシステムおよびその統計結果により、この集団の異なるコホートの年間の罹患率と死亡率のデータを取得できた。被災者および共和国の全人口の健康は共に、個々の行動、医療や衛生状況と関わる経済的、環境的(すなわち自然と社会中の)要因の影響を受けている。被害を受けた人々の間で発病率が高いことは、ある程度、ChAPS事故のみによるのではなく、衛生システムが確立され、診断の質が改善されたことによって説明することができる。一方、算定されたデータは長期観察、傾向の評価、さらなる研究における優先度の方向の選択の基礎として重要である。算定された資料は、共和国の人口、特にChAPS事故による被災者の健康状態の悪化を示している。被害を受けた人々における高い病気の発生率(総人口の5分の1を占める)によってベラルーシ全体の罹患率が増加していることは疑いない。

URL:http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/reports/kr21/kr21pdf/Matsko2.pdf

新たなCOEポストのコンセプトをもたらした、5年間の7つのプロジェクトとその成果

タイトル:新たなCOEポストのコンセプトをもたらした、5年間の7つのプロジェクトとその成果

著者:朝長万左男

典拠:国際会議シリーズ、1299、3-9頁、2007年2月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.ics.2006.09.018

キーワード:COEプロジェクト、疫学、分子疫学、幹細胞理論、再生医療

概要:COEプログラムに費やした実質4年の間、我々は7の主要なプロジェクトを実施した。すなわち、長崎、チェルノブイリおよびセミパラチンスクにおける被ばく者に対する高質治療および疫学、放射線誘発がんの分子疫学、ヒト細胞および発癌に対する低用量効果に関する基本的な放射線生物学、緊急放射線事故に向けての国際的準備の推進、急性放射線障害のための実用的な再生医療、若手研究者の国際交流、そして放射線生命科学におけるeラーニングシステムの開発である。これらの活動により、チェルノブイリにおける甲状腺がんおよび原爆被爆者における固形癌および造血新生物はそれぞれ20年、60年にわたって続くという重要な所見が出された。この所見により、人体への放射線の生涯効果を説明する幹細胞標的理論が提出された。したがって、COE後の我々のコンセプトとしては、この仮説をいかに証明し、癌の予防よび早期発見を含む放射線被害者のための改善された医療をいかに開発していくかということが挙げられる。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513106006273

電離放射線の低線量被ばくによるがんリスク─閾値なし直線モデルはいまだ適切か?

タイトル:電離放射線の低線量被ばくによるがんリスク─閾値なし直線モデルはいまだ適切か?

著者:ハーブロンR. W.

典拠:X線撮影法、18(1)、28-33頁、2012年2月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.radi.2011.07.003

キーワード:癌、疫学、放射線生物学、非標的効果、過敏症、放射線防護

概要:…50歳を超えた放射線誘発性乳癌…年齢による乳癌リスクの変化が示唆している…発生…。41 放射性甲状腺がんのERRはLSSおよびチェルノブイリデータ10,43において年齢と共に著しく減少…にも拘らず…

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1078817411000691

チェルノブイリ事故の心理学的帰結に関する25年間の遡及的検討

タイトル:チェルノブイリ事故の心理学的帰結に関する25年間の遡及的検討

著者:ブロメットE. L., ハーフナーJ. M., グイL. T.

典拠:臨床腫瘍学、23(4)、297-305頁、2011年5月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.clon.2011.01.501

キーワード:チェルノブイリ、認知、疫学、メンタルヘルス、心理学的、放射線

概要:…被爆者たち…、チェルノブイリの避難者は自分自身が…であることを見出した…医学界…。チェルノブイリ事故は抱合され…レスポンダーたち…、被ばくした児童たちにおける甲状腺がんの高い率…チェルノブイリが病気の原因だったという医学界の…

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0936655511005334

ベラルーシ ゴメリ地区のこどもにおける甲状腺疾患の比較研究

タイトル:ベラルーシ ゴメリ地区のこどもにおける甲状腺疾患の比較研究

著者:柴田義貞、マシャキンV. B., パナシュクG. D., ゴマノヴァS. P., アルヒペンコV. N., 芦澤潔人、伊東正博、…山下俊一

典拠:国際会議シリーズ、1234、121-126頁、2002年5月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0531-5131(01)00602-1

キーワード:チェルノブイリ事故、因果、疫学、短命放射性降下物、甲状腺がん

概要:事故の前後に誕生した子どもたちの間の甲状腺疾患有病率の比較を目的とする研究は、研究の意図と根拠が強調される形で構成されていた。本研究では、ゴメリ市および周辺の4地区の計21,601名の子どもたちを、1998年2月から2000年12月に渡って調査した。9,720人の子どもは1983年1月1日から1986年4月26日の間に誕生し(グループ1)、2,409人の子どもたちは1986年4月27日から1986年12月31日の間に誕生し、9,472人の子どもたちは1987年1月1日から1989年12月31日の間に誕生した(グループ3)。調査した子どもたちのうち32名(0,15%)において甲状腺がんが発見されたが、うち31名がグループ1、1名がグル―プ2であったのに対して、グループ3では全く見られなかった。この発見により、チェルノブイリ事故による短命放射性降下物がチェルノブイリ周辺に住む子どもたちにおいて甲状腺がんを誘発した可能性が示された。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513101006021

スウェーデンにおけるチェルノブイリ事故後の悪性腫瘍発生率増加―促進効果か?

タイトル:スウェーデンにおけるチェルノブイリ事故後の悪性腫瘍発生率増加―促進効果か?

著者:M. トンデル、P. リンドグレン、P. イヤルマルソン、L. ハーデル、B. ペルソン

典拠:アメリカ産業医学ジャーナル、49、159‐168(2006)、[PDF-140K]、2011年3月。

キーワード:セシウム137、電離放射線、原子力発電、低用量、疫学、環境、背景放射、癌、GIS、コホート

概要:1986年のチェルノブイリ事故後、放出されたセシウム137の5%ほどが、事故から二日後の大雨によって スウェーデンに堆積した。この事故後、悪性腫瘍発生率増加の研究が開始した。

URL: http://www.ippnw.org/pdf/chernobyl-increased-incidence-malignancies-sweden.pdf

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