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新たなCOEポストのコンセプトをもたらした、5年間の7つのプロジェクトとその成果

タイトル:新たなCOEポストのコンセプトをもたらした、5年間の7つのプロジェクトとその成果

著者:朝長万左男

典拠:国際会議シリーズ、1299、3-9頁、2007年2月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.ics.2006.09.018

キーワード:COEプロジェクト、疫学、分子疫学、幹細胞理論、再生医療

概要:COEプログラムに費やした実質4年の間、我々は7の主要なプロジェクトを実施した。すなわち、長崎、チェルノブイリおよびセミパラチンスクにおける被ばく者に対する高質治療および疫学、放射線誘発がんの分子疫学、ヒト細胞および発癌に対する低用量効果に関する基本的な放射線生物学、緊急放射線事故に向けての国際的準備の推進、急性放射線障害のための実用的な再生医療、若手研究者の国際交流、そして放射線生命科学におけるeラーニングシステムの開発である。これらの活動により、チェルノブイリにおける甲状腺がんおよび原爆被爆者における固形癌および造血新生物はそれぞれ20年、60年にわたって続くという重要な所見が出された。この所見により、人体への放射線の生涯効果を説明する幹細胞標的理論が提出された。したがって、COE後の我々のコンセプトとしては、この仮説をいかに証明し、癌の予防よび早期発見を含む放射線被害者のための改善された医療をいかに開発していくかということが挙げられる。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513106006273

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