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タグ「放射性降下物」

ベラルーシの超ウラン元素

 

著者:E.F.コノプリャ、V.P.クドリャショフ、S.V.グリネヴィチ、R.A.コロル、N.N.バジャノヴァ、V.V.ビコフスキー

典拠:雑誌“放射能生物学、放射能生態学”、2009

doi: 10.1134/S0869803109040171 

キーワード:同位体、超ウラン元素

概要:チェルノブイリ事故の放射性降下物の同位体の構成と、その変化について。生態系における超ウラン元素のレベルを記述:空間、土壌、水体、植物、動物。超ウラン元素が有機体に与える特異な影響について。

URL: http://elibrary.ru/item.asp?id=13856732

中央ロシアの小規模農業流域チェルノブイリ由来のセシウム137インベントリの空間的変動

タイトル:中央ロシアの小規模農業流域チェルノブイリ由来のセシウム137インベントリの空間的変動

著者:ゴロソフV. N., ウォーリングD. E., パニンA. V., ストゥキンE. D., クヴァスニコヴァE. V., イヴァノヴァN. N.

典拠:Applied Radiation and Isotopes、51巻、3号、1999年9月、341-352頁。

DOI:http://dx.doi.org/10.1016/S0969-8043(99)00050-0

キーワード:チェルノブイリ、放射性核種、フォールアウト、セシウム137、フォールアウト後の再分配

概要:チェルノブイリ放射性セシウムのフォールアウトおよび関連するインベントリの小規模での空間変動に関する報告は現在ほとんどない。本レポートでは、中央ロシアのトゥーラ近郊にある2.18平方kmのラプキ・バルカ集水域内のインベントリの変動調査の結果を報告する。チェルノブイリ事故直後、このローカルエリアは200kBqm -2を越えるインベントリによって特徴付けられたが、元々あった原爆由来のインベントリはきわめて低かったことから考慮の対象外とすることができる。フィールドサンプリングと測定には、その後の実験室分析用の土壌のコアの収集およびCORADポータブル検出器を用いたin situフィールド測定が含まれる。その結果、流域全体の基準インベントリにおける系統的な南北の増加が明らかとなったが、それは流域内のその後の放射性セシウムの再分配を解釈する際に考慮する必要がある。報告された爆弾由来のフォールアウトと同規模のインベントリのランダムな空間変動についても報告されている。ランダムな空間変動の程度は異なる地形単位によってさまざまである。最大変動は20%までの変動係数を伴い、バルカ低地内の堆積物の蓄積エリアに関連していた。実質的変動(一般的な変動係数が約15%)は河間地およびバルカ側部双方の平らな耕作地と未耕作地内で見られ、それら全てが参照場所であった。最小変動(一般的な変動係数が約12%)は堆積物の蓄積の証拠が無い栽培斜面と関連していた。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0969804399000500

チェルノブイリ事故後のスウェーデンにおける繊細な農業環境における放射性セシウムの移行。Ⅱ.イェムトランド県内の周縁的、半自然的地域

タイトル:チェルノブイリ事故後のスウェーデンにおける繊細な農業環境における放射性セシウムの移行。Ⅱ.イェムトランド県内の周縁的、半自然的地域

著者:ロゼンK.

典拠:全体環境科学、182巻、1-3号、1996年4月5日、135-145頁。

DOI:http://dx.doi.org/10.1016/0048-9697(95)05059-0

キーワード:放射性セシウム、草、放射性降下物、チェルノブイリ、汚染

概要:1986年にイェムトランド県のチェルノブイリ被害を受けた2地域、山岳地域と渓谷地域で、放射性セシウムの挙動と草への移行に関して調査された。9つの一時的草原地帯と8つの永久的牧草地帯において1986年と1989年に土壌表層(0〜10センチ)が、1986-1994年に草のサンプルが分析され、個別に説明された。調査の目的は、チェルノブイリ放射性降下物後の短期および長期的視点における、異なる土壌タイプの感度、セシウム移行における通常の農法、耕作とK施肥の影響を調査することである。予測通り、草へのセシウム137の移行は一時的草地におけるよりも永久牧草地において通常高かった。しかし双方の草地タイプで年によって移行にかなりの異なる変化があった。放射性降下物があった1986年における草への移行は草地の厚みと傍受能力に大きく依存していた。その後の数年では、それはまた、粘土鉱物へのセシウム固定容量、K施肥、植物摂取によるK除去の逆過程に依存していた。汚染された表面層の耕起と鉱質土壌とセシウムの混合は移行減少に有効だった。1986~1994年の間、移行は大幅に減少し、(0.1–177.3 m 2/kg d.w.) × 10 −3の範囲を示した。予測された年間の半減期Tarは放射性降下物後の数年間で減少した。耕作とK施肥という双方の対策が草の汚染を減少させる潜在的な価値を有することが明白に示された。双方の対策が取り入れられたところでは、78%〜95%の範囲における減少が耕起後の年に見られた。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0048969795050590

チェルノブイリの西側トレース沿いの放射性プルーム特性の再構築

タイトル:チェルノブイリの西側の痕跡沿いの放射性プルーム特性の再構築

著者:チェサーR. K., ボンダルコフM., ベイカーR. J., ウィクリフJ. K., ロジャースB. E.

典拠:環境放射能ジャーナル、71巻、2号、2004年、147-157頁。

DOI: http://dx.doi.org/10.1016/S0265-931X(03)00165-6

キーワード:チェルノブイリ、放射能、放射性降下物、分散、エアロゾル

概要:チェルノブイリ原子力施設の西1.5kmの赤い森の435のサンプル・ステーションから得たデータを使い、事故によって放出された初期のプルームの堆積経路、チェルブイリの西側トレースを再構築した。プルームの寸法および堆積速度は事故から15年後に厳密に定義されたままである。当初の雲内で均一な粒子分布を仮定し、各サンプル点における座標に幾何学的変換を適用することによってプルーム寸法の推定値を導いた。放射性雲の見積もりにより、この地域の放射能の変化の87%を説明できる。その結果、4号原子炉から264°の方位に出た幅約660メートル、高290メートルの放射線の雲の高度に統合されたベル型の断面が得られた。チェルノブイリの西側トレース内の粒子サイズは吸入エアロゾルにとって最も危険な範囲内(2-5μm)にあった。したがって、このような粒子の分散物の再建は核および生物学的エアゾール放出の余波を理解するために重要である。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X03001656

非破壊的方法によるチェルノブイリ事故および核兵器爆発によるホットパーティクルの分類

タイトル:非破壊的方法によるチェルノブイリ事故および核兵器爆発によるホットパーティクルの分類

著者:ジェルトノジュスキーV., ムックK., ボンダルコフM.

典拠:環境放射能ジャーナル、57巻、2号、151‐166頁、2001年。

デジタルオブジェクト識別子:http://dx.doi.org/10.1016/S0265-931X(01)00013-3

キーワード:ホットパーティクル、チェルノブイリ、兵器テスト、放射性降下物、特徴づけ、分類

概要:チェルノブイリ事故および核兵器爆発の後、放射性物質の凝集体、いわゆるホットパーティクルが放出あるいは形成され、気体またはエアロゾルの形で放出された放射能とは全く異なる環境における挙動を示す。それらのパーティクルの特性、放射性核種の組成およびウランおよびアクチニドの内容の違いについて詳細に取り上げた。核兵器のホットパーティクル(核分裂および核融合爆弾による)が検出可能な微量の60Coと152Euを含むのに対し、チェルノブイリのホットパーティクルにはそれらの放射性核種はない。対照的に、チェルノブイリのホットパーティクルには、核兵器のそれにはない125Sbと144Ceが含まれている。明らかな違いは核融合爆弾と核分裂爆弾のホットパーティクルの間にも見られ(顕著な違いは152Eu/155Eu、154Eu/155Euおよび238Pu/239Pu比である)それによって出所不明のホットパーティクルの識別が容易になる。チェルノブイリのホットパーティクルの239Pu/240Pu比は1:1.5の非破壊的方法によって測定できる。Kα放出の測定で非放射性元素の含有量を決定する非破壊的方法は、パーティクル内で非アクティブのZr、Nb、FeおよびNiが確認できたことで開発された。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X01000133

アルファ分析およびAMS使用による環境試料における異なる発生源からのプルトニウムの測定

タイトル:アルファ分析およびAMS使用による環境試料における異なる発生源からのプルトニウムの測定

著者:ビジンガーT., ヒプラーS., ミシェルR., ワッカーL., シナルH.-A.

典拠:原子力機器&物理研究方法、セクションB(資料および原子とビームの相互作用)、268巻、7-8号、1269-72頁、2010年4月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.nimb.2009.10.150

キーワード:プルトニウム、チェルノブイリ、放射性降下物、AMS、アルファ分析

概要:アルファ分析および加速器質量分析(AMS)の併用による環境試料におけるプルトニウムの測定のための信頼性ならびに感度の高い方法を提示した。チェルノブイリ事故やその他の発生源からのプルトニウムによって汚染されたさまざまな環境試料を双方の方法で調査した。プルトニウムは化学的抽出クロマトグラフィーを用いて分離した。化学収率トレーサーとして、242PuをAMSおよびアルファ分析の両方に適用した。アルファ分光測定後、サンプルをAMS測定に適切な標的に変換した。AMSはアルファ分析に加えて特に選択された。なぜなら240Pu/239Puの同位体比を測定するほかに、ベータ放出核種241Puを検出することができるためである。一般的に用いられる238Pu/239,240Puの放射能比の他に、この方法を用いて得られる今後さらなる任意の同位体比がある。アルファ分析とAMSを組み合わせることによって、関連するすべてのプルトニウム同位体を測定することができる。これにより、環境中のプルトニウムの異なる発生源を信頼性をもって区別することが可能となる。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0168583X09011999

マイクロ波ベースのサンプル調製法を通じた加速器質量分析法による地衣類における129Iの分析

タイトル:マイクロ波ベースのサンプル調製法を通じた加速器質量分析法による地衣類における129Iの分析

著者:ゴメズ・グズマンJ. M., ロペス・グティエレスJ. M., ピントA. R., ホルムM. E., ガルシア・レオンM.

典拠:原子力機器部門&物理研究方法、セクションB(資料および原子とビーム相互作用)、268巻、7-8号、1171-4頁、2010年4月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.nimb.2009.10.126

キーワード:ヨウ素129、地衣類、再処理工場、フォールアウト、チェルノブイリ、AMS

概要:環境内の129Iの存在は20世紀半ばの核時代当初からの人工的な核の排出の影響による。それぞれの源とそれぞれのゾーン内での相対的な影響力についての詳細を知るためには、環境試料中におけるこの放射性核種の測定値の量をまとめることが必要である。本研究では、スウェーデン中央部のローゲン湖の苔サンプル(Cladonia alpestris)内における129Iを測定した。マイクロ波分解に基づく方法が、速度を改善し汚染を低減するために、この測定のために開発された。この方法に基づき、ローゲン湖(スウェーデン)の地衣類サンプルにおける129I濃度が測定され、チェルノブイリ原発事故や核燃料再処理施設の影響が示された。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0168583X09011756

チェルノブイリからの無症状の遺物:出生前被ばく

タイトル:チェルノブイリからの無症状の遺物:出生前被ばく

著者:アーモンドD., エドランズL., パルメM.

典拠:[PDF-418K]、2008年11月。

概要:我々は、認知能力の自然実験としてスウェーデンにおけるチェルノブイリ放射性降下物への出生前被ばくを利用した。スウェーデンの比較的高い放射性降下物を被った地域で生まれた学生たちは、中等学校での成績、特に数学の成績が悪かった。ダメージは家族内(すなわち兄弟間比較)で、また教育水準の低い両親の子供たちの間で目立った。対照的に、健康状態に対応するダメージは検出されなかった。親がその認知的才能に反応するまで、親の与えるものは初期チェルノブイリ被害を強化すると推測される。公衆衛生の観点から、現在安全と考えられる放射線量で神経発生が損なわれることを、我々の発見は示している。

URL:http://users.nber.org/~almond/revision_nov6.pdf

ベラルーシ ゴメリ地区のこどもにおける甲状腺疾患の比較研究

タイトル:ベラルーシ ゴメリ地区のこどもにおける甲状腺疾患の比較研究

著者:柴田義貞、マシャキンV. B., パナシュクG. D., ゴマノヴァS. P., アルヒペンコV. N., 芦澤潔人、伊東正博、…山下俊一

典拠:国際会議シリーズ、1234、121-126頁、2002年5月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0531-5131(01)00602-1

キーワード:チェルノブイリ事故、因果、疫学、短命放射性降下物、甲状腺がん

概要:事故の前後に誕生した子どもたちの間の甲状腺疾患有病率の比較を目的とする研究は、研究の意図と根拠が強調される形で構成されていた。本研究では、ゴメリ市および周辺の4地区の計21,601名の子どもたちを、1998年2月から2000年12月に渡って調査した。9,720人の子どもは1983年1月1日から1986年4月26日の間に誕生し(グループ1)、2,409人の子どもたちは1986年4月27日から1986年12月31日の間に誕生し、9,472人の子どもたちは1987年1月1日から1989年12月31日の間に誕生した(グループ3)。調査した子どもたちのうち32名(0,15%)において甲状腺がんが発見されたが、うち31名がグループ1、1名がグル―プ2であったのに対して、グループ3では全く見られなかった。この発見により、チェルノブイリ事故による短命放射性降下物がチェルノブイリ周辺に住む子どもたちにおいて甲状腺がんを誘発した可能性が示された。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513101006021

ベラルーシとスロバキアで採取したコケ中のセシウム137と鉛210の分布

タイトル:ベラルーシとスロバキアで採取したコケ中のセシウム137と鉛210の分布

著者:Yu. V. アレクシアエナク、M. V. フロンタシエヴァ、M. フロレク、I. シュコラ、K. ホリ、J. マサリク、L. ブレスタコヴァ、(…) K. I. ラマトハペ

典拠:環境放射能誌、117、19‐24頁、2013年3月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.jenvrad.2012.01.018

キーワード:コケ中のセシウム137と鉛210、地表空気中のセシウム137、チェルノブイリの放射性降下物、ガンマスペクトロメトリー

概要:► ベラルーシのコケをセシウム137と鉛210の生物学的指標とした。► スロバキアのコケ中のセシウム137と鉛210の濃度との比較。► コケのサンプルはベラルーシにおけるチェルノブイリの放射性降下物の本来の分布を反映。► スロバキアの地表空気中のセシウム137の年間平均活動の定期的減少。► ベラルーシのコケ中の鉛210濃度の中央値はスロバキアのものに比べて2.3倍低い。

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/

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