タグ「広島」
著者:M.ヤマダ、F.カサギ、H.ササキ他
典拠:J. Am. Geriatr. Soc. — 2003. — Vol. 51, № 3. — P. 410–414.
キーワード:
概要:研究目的:中年期のリスク因子と、血管性痴呆(VAD)および25〜30年後に発症するアルツハイマー病(AD)の発達との関連を調査する。
方法:縦断コホート研究内における罹患率の調査。
セッティング:被験者の成人健康調査(1958年に始まった前向きコホート研究)は、広島で隔年検診を通じて続いてきた。
URL: http://hnb.tokushukai.jp/contents/risk-factors-for-dementia/abstract/93
タイトル:原爆放射線への子宮内曝露と精神遅滞;再評価
著者:大竹正徳、ショルW. J.
典拠:British Journal of Radiology、1984年、57、409-414頁。
doi: 10.1259/0007-1285-57-677-409
キーワード:原爆、広島、長崎、精神遅滞
概要:広島と長崎で子宮内で原爆放射線被ばくした子どもたちにおける精神遅滞の有病率が胎児妊娠期間および組織線量を参考にして再評価された。妊娠0-8週間後ではリスクは無かった。前脳損傷のリスクが最も高いのは妊娠期間8-15週間で、神経要素の最も急速な普及、そして全てとは言えないがほとんどの増殖性のゾーンから大脳皮質への神経芽細胞の遊走が生じる時期である。全体的にみて、後続期間に比べ、これらの週におけるリスクは5倍以上である。臨月では、その後の精神遅滞の頻度として表される損傷は、胎児が受けた線量に直接関連していると考えられる。線形モデルは15週以降の放射線関連精神遅滞に完全に適用されるわけではなく、観測値は0しきい値が存在する可能性があることを示している。そのデータは、0.40% per cGy もしくは40% per grayという精神遅滞の発生確率と一致している。
URL:http://bjr.birjournals.org/content/57/677/409
著者:D.V.アーモンド、L.エドランド、M.パーム
典拠:New York, NY 10027: Department of Economics, Columbia University, 2007.
キーワード:スウェーデン、原爆生存者、チェルノブイリ、IQ低下、認知能力
概要:排卵後8~25週間内に被ばくした日本の原爆生存者にIQの低下を確認(Otake and Schull, 1998)。これが低線量被ばく(<10mGy)による影響か否かは解明されていない。チェルノブイリ事故はスウェーデンにおいて放射線レベルを向上させた。1983~1988年にスウェーデンで生まれた子供達562,637人のデータは、チェルノブイリ事故当時に胎内で被ばくした子供たちにおける学業(成績)の低下を示している。最も重大な低下は、妊娠後8~25週間内に被ばくした胎児に見られる。(ウェブ上に全文掲載)
URL: http://academiccommons.columbia.edu/item/ac:114443
著者:K.Yu.アンティプチュク
典拠:卒業論文、2005、キエフ
キーワード:脳神経、電離放射線、社会‐医学的側面、広島・長崎
概要:近年、多くの研究データが電離放射線による脳神経系への影響を明らかにしている。また、広島と長崎のデータは電離放射線が非腫瘍疾患の形成と致死の原因であることを証明している...本論文は、チェルノブイリ事故の社会‐医学的側面を紹介している。また、被ばく線量と疾患の関係を記述。世界中の研究家の研究を幅広く紹介。
インターネット上にウクライナ語で全論文掲載
URL: http://librar.org.ua/sections_load.php?s=medicine&id=2491
著者:A.G.ナザロフ、V.N.レトフ
典拠:カメルトン、2009
ISSN:1995-4301
キーワード:医学的-生物学的分析
概要:20世紀最大の放射能災害:広島・長崎とチェルノブイリを、医学的-生物学的、放射能生態学的観点から比較。
URL: http://elibrary.ru/item.asp?id=12924434
タイトル:ヒロシマとナガサキの生存者の60年の追跡:分子疫学研究の近年の進展
著者:中地敬、林奉権、濱谷清裕、江口英孝、楠洋一郎
典拠:変異研究/変異研究レビュー、659(1-2)、109-117頁、2008年7月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.mrrev.2008.02.001
キーワード:放射線、原爆被爆者、体細胞変異、酸化ストレス、大腸発癌、マイクロサテライト不安定性、甲状腺発癌
概要:本稿では、日本の放射線影響研究所において実施された原爆被爆者の間で進められた分子疫学研究の概要を説明する。以下の点に焦点が当てられた。すなわち、(a)放射線誘発体細胞変異(グリコホリン(GPA)突然変異)に対する感受性の個体間変動と放射線関連癌における感受性の違いに対するそれらの潜在的関連性、(b)放射線誘発甲状腺および結腸直腸癌における特異的変異/再配列の役割である。グリコホリン変異体画分はそれぞれの生存者における推定骨髄線量の間で大きな差を示した。注目すべきは 用量≥1 Gyにおける発見である。すなわち、変異体画分の傾きが「非癌群」よりも「癌群」において有意に高い。この研究によって、今後数年の研究において放射線感受性の差異と遺伝的不安定性のそれぞれを評価するためのγH2AXと網状赤血球小核アッセイの使用を検証するための基礎が提供された。成人発症甲状腺乳頭がんの我々の分子腫瘍学研究からの予備結果によって、差異はあるもののRET/ PTC再配列とBRAF点突然変異(共に成人発症甲状腺乳頭癌における早期の事象であることが知られる)の誘発の証拠が得られた。すなわち再配列に関連したケースは高用量においてより頻繁で、BRAF変異を有するものよりも早く発達した。結腸直腸癌のケースでは、結腸直腸発癌の初期段階で発生する可能性があるMSI(マイクロサテライト不安定性)関連のエピジェネティックおよび遺伝的変化プロセスを経てMSI状態に放射線被曝が影響を与える可能性があることが、結果によって示された。
…日本人における自発的甲状腺がん…バリアント…甲状腺乳頭がんは見られない…この癌が頻繁に…チェルノブイリ後子どもたちの間で観察…。主な…甲状腺乳頭発がん…
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1383574208000318