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タグ「原子力発電所」

イオン化放射線被曝後における非腫瘍性疾患による死亡例:15カ国の原子力産業作業員の調査結果

著者:M.ヴリヘイド、E.カルディス、P.アシュモア 他

典拠:Int. J. Epidemiol. — 2007. — Vol. 36, № 5. — P. 1126–1135.

キーワード:原子力作業員、社会経済的ステータス、非腫瘍性疾患

概要:社会経済的ステータスを十分に把握できている275312人の作業員を含めた、平均被曝線量20.7μSvの計400万人を調査し、低線量外部被曝と癌以外の疾患との関係を研究。11255人が非腫瘍性疾患によって死亡。低線量被曝と非腫瘍性疾患による死亡を関連付けるには、既存の研究結果は乏しい情報しか提供できない。しかし、低線量に範囲に見られる線量とリスクの関係は軽視されるべきではない。(英語による全文ウェブ上に公開)

URL: http://ije.oxfordjournals.org/content/36/5/1126.long

原子力発電炉の安全性

タイトル:原子力発電炉の安全性

典拠:世界原子力協会 (WNA)、2013年5月31日更新。

キーワード:安全、発電用原子炉、世界原子力協会(WNA)

概要:当初より、原子力発電による核臨界および放射性物質の放出双方の潜在的危険性に対しては高い意識があった。

・他の産業と同様、原子力発電所の設計および操作においては事故の可能性を最小限にし、発生した場合は人間への大きな被害を避けることを目指した。
・人間による原子力発電の歴史の中で、スリーマイル島、チェルノブイリと福島の三つの大きな原子炉事故があった。一つ目は誰も被害に巻き込まれることはなく、二つ目は封じ込める手段の無い大火に巻き込まれ、三つ目はいくらかの放射能の放出を許しながらも厳しく封じ込める試みがなされた。
・これらは、32か国で商業用原子力発電運転されている累積で年間14,500以上の原子炉で起こった唯一の主要な事故である。
・西側諸国の原子力発電所からのリスクは、事故やテロ攻撃の影響から見れば、他の一般的認識されているリスクと比較して最小であり、原子力発電所は非常に堅牢といえる。

URL:http://www.world-nuclear.org/info/Safety-and-Security/Safety-of-Plants/Safety-of-Nuclear-Power-Reactors/#.UeyZ-dlLPSh

チェルノブイリ原子力発電所4号炉でサンプリングされた「ホット・パーティクル」の放射性核種の組成の評価

タイトル:チェルノブイリ原子力発電所4号炉でサンプリングされた「ホット・パーティクル」の放射性核種の組成の評価

著者:ファルファンE., ジャンニクT., マッラJ.

典拠:保健物理ジャーナル、2011年10月。

キーワード:21の特定の原子炉および関連する植物、アメリシウム、燃焼度、セシウム、セシウムの同位体、閉じ込め、キュリウム、ユーロピウム、原子力発電所、プルトニウム、放射性同位元素、シェルター

概要:チェルノブイリ原子力発電所(ChNPP)4号炉の閉じ込め施設内でサンプリングされた燃料含有物質のガンマ線とアルファ線の内容について分光学的に調査した。セシウム、ユーロピウム、プルトニウム、アメリシウム、キュリウムの同位体比を同定し、これらのサンプル中の燃料燃焼度を測定した。セシウムの同位体に基づく燃焼度値の系統的な偏差を、他の放射性核種と比較しながら観察した。実施された調査は、キュリウム242およびキュリウム243のかなりの量の実在を示す初めてのものとなった。理論上の計算と比較してみると、アメリシウム241から始まる(そしてより高くなっていく)、ChNPP内部からの燃料サンプル中における超ウラン放射性核種の放射能の強さに対する体系的な過小評価があったことは決定的である。

URL:http://www.osti.gov/bridge/product.biblio.jsp?query_id=2&page=0&osti_id=1024191

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