ヘッダー画像

タグ「社会の神話」

目に残るチェルノブイリ:個人の記憶の基礎として神話と「チェルノブイリの子ども」の社会的虚数

タイトル:目に残るチェルノブイリ:個人の記憶の基礎として神話と「チェルノブイリの子ども」の社会的虚数

著者:ボドルノヴァS.

典拠:The Anthropology of East Europe Review、30巻、1号、2012年。

キーワード:文化の神話化、社会の神話、チェルノブイリ事故、チェルノブイリの子どもたち、社会的記憶

概要:1986年のチェルノブイリ事故から5~7年経った頃、「チェルノブイリの子どもたち」を援助する社会的気運が放射性降下物の影響を受けたほとんどの地域で盛り上がり、欧米諸国における赤十字や国のチャリティーといった国際的慈善団体の存在によって加速した。「健康旅行」で外国を旅したベラルーシの子どもたち世代にとって、この活動は積極的な意味を持つと同時にトラウマともなる異文化体験であり、チェルノブイリ神話やサブカルチャーの成長を促した。ドイツ、フランス、イタリアを5度旅した著者の個人的記憶、ドイツやイタリアの旅についてインタビューされた友人や親戚による証言、並びに最大のロシア語圏ソーシャルネットワーク「Vkontakte」のオンラインコミュニティの内容を検証してみると、国内外の有力者から特別なケア(「人道的支援」も含め)の対象となったチェルノブイリ被害を受けた地域における生活のあらゆる面は、「ゾーン」の若い住民たちが「チェルノブイリの時代精神」を構築する上で大きな役割を果たしたチェルノブイリ神話に(程度の差こそあれ)基づいているといえる。

URL:https://www.scholarworks.iu.edu/journals/index.php/aeer/article/view/1994

▲ページの先頭へ戻る