チェルノブイリ原発事故後のベラルーシにおける甲状腺がん発生率の時間的傾向
タイトル:チェルノブイリ原発事故後のベラルーシにおける甲状腺がん発生率の時間的傾向
著者:ハイデンライヒW. F., ケニクスバーグJ., ヤコブP., ブグロヴァE., ゴウルコG., ペレツケH. G., デミドチクE. P., ゴロヴネヴァA.
典拠:放射線影響学会、151、617-25頁、1999年。
キーワード:幼年期の甲状腺癌、ベラルーシ
概要:1986年から1995の間にベラルーシで観察された幼年期の甲状腺癌の発症率は、被爆後の時間、被爆時の年齢および性別の関数として捉えられる。結論は過剰な絶対的な危険関数のために出された。被ばく後最低でも約3年の潜伏期間の後、このリスク関数は少なくとも6年間直線的増加を示した。年齢の平均投与量の依存性を補正した後では、ゴメリにおける放射線誘発甲状腺絶対リスクは、被ばく時に10歳以下だった子供の方がそれより年上の者たちより3倍高い。これは部分的には、異なるケース・コレクション品質に起因する。加えて、被ばく時に10歳以下だったグループにおいては、絶対スケールの男子の甲状腺と比べ、女子の甲状腺は放射線に対して約1.5倍敏感であった。外部被ばくによるリスク推定値はゴメリのリスク推定値と一致し、過剰の場合の増加はすぐにプラトーに達すると想定される。
URL:http://www.jstor.org/discover/10.2307/3580038?uid=3738328&uid=2129&uid=2&uid=70&uid=4&sid=21101947514301
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