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チェルノブイリ閉じ込めシェルター付近における放射性核種の垂直移動

タイトル:チェルノブイリ閉じ込めシェルター付近における放射性核種の垂直移動

著者:ファルファンE., ジャンニクT., マッラJ.

典拠:保健物理ジャーナル、2011年10月。

キーワード:チェルノブイリ、放射性核種の移送、放射性降下物、移動

概要:レッドフォレスト実験サイト内のチェルノブイリ原子力発電所 (ChNPP) の5kmゾーンにおける、チェルノブイリ由来の放射性核種の垂直移動に関する調査が完了した。窓にベリリウムを使用した高純度ゲルマニウム(HPGe)検出器を使ったガンマ分光方法によって測定が行われた。プルトニウムの同位体のアルファ線放出は、そのウラニウムの子孫核種のX線測定によって決定された。30cmの深さに至るすべての土層でコバルト60、セシウム134、137、ユウロピウム154、155、アメリシウム241の存在が観察された。セシウム137とアメリシウム241の存在は、自成土を含む地域において60㎝の深さまでみとめられた。さらに、テストサイトにおける上位の土層が、アメリシウム243とキュリウム243を含むことがわかった。過去10年間に渡り、実験サイトの土壌におけるアメリシウム241/セシウム137の比率は3.4倍、単独の放射性崩壊に基づいて予測されるほぼ倍に増加した。これは、チェルノブイリ閉じ込めシェルターから発せられる「新鮮な」放射性降下物による可能性がある。

URL:http://www.osti.gov/bridge/product.biblio.jsp?query_id=2&page=0&osti_id=1024190

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