カテゴリー「生態・環境」
タイトル:輸入食品の放射性セシウム濃度とチェルノブイリ原子力発電所事故の寄与
著者: 福田 一義
所収雑誌名:RADIOISOTOPES, Vol. 49 (2000) No. 9 P 433-438
DOI: http://dx.doi.org/10.3769/radioisotopes.49.433
キーワード:放射性セシウム、カリウム40、輸入食品、チェルノブイリ事故
概要:ゲルマニウム (Ge) γ線スペクトロメータシステムを用いて, 北海道内で消費される輸入食品の放射能調査を実施した。
1989年から1999年までに採取した480試料の放射性セシウム濃度 (137Cs+134Cs) において, 暫定限度 (370Bq/kg) を超えるものはまったく認められず, 441試料 (92%) では1Bq/kg未満のきわあて低いレベルであった。また, 最大値は, 紅茶 (中国産) について, 137Csが62.4Bq/kg, 134Csが3.8Bq/kgであった。
137Cs濃度とセシウム単位の関係から, セシウム単位の値が0.40Bq/g-Kを上回った24試料については, チェルノブイリ原子力発電所事故に由来する寄与を定性的に評価した。また, 137Csとともに134Csが検出された16試料については, この事故に由来する137Csの寄与率を算出した。
URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/radioisotopes1952/49/9/49_9_433/_article
タイトル:チェルノブイリ事故に関する考察
著者:村主 進
所収雑誌名:日本原子力学会誌, Vol. 38 (1996) No. 4 P 279-286
DOI: http://dx.doi.org/10.3327/jaesj.38.279
キーワード:安全, チェルノブイリ事故 (1986)
概要:チェルノブイリ原子力発電所4号炉が1986年に史上最大の事故を起こしてから本年(1996年)4月で満10年に なる。チェルノブイリ4号炉では,原子炉の安全性の欠陥と運転員の重大な規則違反のいくつかが重複して事故の原因になったものであるが,この事故によって,原子力発電所の安全性に疑問を抱く人が増えたことは否めない。そこで,安全性に疑問を抱く人々に,正しい理解をしていただくために,事故10年目に当 たり,チェルノブイリ事故の考察を行った。
原子力発電所は潜在的な危険性を顕在化しないために,深層防護の考え方で事故防止対策を実施している。この深層防護という多重な防護対策のどれか1つが破られなければ,チェルノブイリ4号炉のような事故が起こらないことを実例でもって示した。
次 に,我々は日常の生活において,事故,災害などによって不慮の被害を受けている。この不慮の被害による寿命の損失について,チェルノブイリ事故と一般の事 故,災害とを対比して考察を行った。その結果は,チェルノブイリ事故は一般の災害と比較してもそれほど大きい被害を及ぼすものではない。
URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaesj1959/38/4/38_4_279/_article
Title:Average radiation doses to residents of the South Ukraine caused by the accident at the Chernobyl NPP
Author: Grigorieva L.I.
Reference: Journal: Radiation and Risk (Bulletin of the National Radiation and Epidemiological Registry), Year: 2011 Volume: 20 Issue: 3
Keywords:reconstruction, inhalation and oral intake of 131І, radioisotopes of cesium (137Cs; 134Cs), noble radioactive gases (85mKr; 133mXe), Effective dose, 06Ru, 103Ru, 141Ce, 144Ce, 95mNb, 132Te, 140Ln
Abstract: Results of retrospective reconstruction of average individual radiation doses got by residents of the South Ukraine due to exposure to radioactive fallouts from the Chernobyl NPP are given in the article. In the work radiometry, spectrometry and dosimetry data collected in the territory of Nikolev, Odessa, Kirovograd oblasts and Autonomous Republic of Crimea were used. The study was carried out by the Nikolaev Research Laboratory Larani in 1986 and later.
URL:http://cyberleninka.ru/article/n/srednie-dozy-oblucheniya-zhiteley-yuga-ukrainy-obuslovlennye-avariey-na-chaes
著者:コムレヴァ E.V.
典拠:雑誌:Юридическая наука (法学)、2012、第一号
キーワード:核エネルギー、炭化水素、核廃棄物、貯蔵、ニッケル、SAMPO
概要:エネルギー業界では、石油およびガス事業の国際関係と、核廃棄物の長期貯蔵の国際的なプロジェクトの検討が行われてきた。特にロシアの北西部における核貯蔵施設の建設及び地質の評価が議論の焦点となっている。
URL:http://cyberleninka.ru/article/n/aspekty-hraneniya-i-zahoroneniya-yadernyh-materialov
著者:サフキン M.N.、ティトフ A.V.、レベジェフ A.N.
典拠:雑誌Радиация и риск (放射線とリスク)(国立放射線と疫学レジストリ)、1996年
キーワード:個人被曝線量、集団被爆線量
概要:生活環境、食料、及び個人線量の放射線コントロールの統計的分析データに基づき、ベラルーシ国民が1986年の一年間に受けた体内および外部被爆線量を再構築し、その結果を公表する。
URL:http://cyberleninka.ru/article/n/raspredelenie-individualnyh-i-kollektivnyh-doz-oblucheniya-naseleniya-belorussii-v-pervyy-god-posle-chernobylskoy-avarii
著者:カトコヴァ M.N.
リファレンス:雑誌 Радиация и риск (放射線とリスク)(国立放射線疫学レジストリ)、2008年
キーワード:放射線量、リスク、水、放射性核種ストロンチウム90 、セシウム137、チェルノブイリ事故
概要:本研究では、ブリャンスク地方南西部に居住し、チェルノブイリ事故の影響を受けた人々における放射線リスクを評価する。住民の一生涯における癌の発症率を水使用を通じた被爆線量を基に計算する。当地域における住民の水使用による被爆要因は以下の通りである:汚染された水体の洪水による外部被曝、飲料水の摂取、汚染水体に生息する魚類の摂取。
URL:http://cyberleninka.ru/article/n/dozy-i-riski-ot-vodopolzovaniya-poluchaemye-naseleniem-yugo-zapadnyh-rayonov-bryanskoy-oblasti
著者:エルミロフ A.P.、 ジボロフ A.M.
典拠:雑誌 Радиация и риск (放射線とリスク)(国立放射線疫学レジストリ)、2001年
キーワード:放射能汚染、セシウム137、ストロンチウム90
概要:チェルノブイリ事故放射性降下物の凝縮物内におけるセシウム137とストロンチウム90の関係(相互作用)に関する研究。
URL:http://cyberleninka.ru/article/n/otsenka-otnosheniya-aktivnosti-90sr-k-aktivnosti-137cs-v-chernobylskih-vypadeniyah-na-territorii-rossiyskoy-federatsii
著者:チェルニンコ B.I.
典拠:雑誌 Стратегия гражданской защиты: проблемы и исследования (国民防護の戦略:研究と課題)、2012年、第2巻
キーワード:生態学的影響、教訓
概要:国際社会はチェルノブイリ事故を史上最悪の事故の一つとして評価している。緊急事態時における国民防衛の課題を以下に記す:原子力発電所で発生した火事の消火、放射線モニターの管理、チェルノブイリ原発周辺および30km圏内の居住者への警告、市民の避難、家畜の移送、健康診断と医療提供、道路の除染、作業員の放射線安全性確保、線量測定システムの導入、食料、飼料、水源の安全性の管理、農業の保護。
URL: http://cyberleninka.ru/article/n/uroki-i-vyvody-iz-avarii-na-chernobylskoy-aes
著者:スリンチャク A.I.
典拠:国立プスコフ大学の広報、2007年、第2号
キーワード:放射能汚染、ヨウ素、セシウム137、ストロンチウム90
概要:被災地における放射能汚染は4段階に分けられる。
1.1986年4~6月:主にヨウ素131、133、135、140、バリウム140、ランタン140、モリブデン99など半減期が1年未満の放射線による汚染。2.1986=1987年:半減期が長い放射線の加え、セリウム144、ルテニウム106、セシウム134、キュリウム242が相当量で存在していた。3.1988年~:セシウム137とストロンチウム90に加え、避難区域における放射能汚染の構成要素は主に次の放射線である:プルトニウム238、プルトニウム239、プルトニウム240、プルトニウム241、ストロンチウム90。4.将来においては、第3段階の放射線の他にプルトニウム241、アメリシウム241が土壌汚染の重大な構成要素であるだろう。
URL: http://cyberleninka.ru/article/n/ekologicheskie-problemy-chernobylya
著者:ブラツェヴァ M.B.
典拠:モスクワ。2005
キーワード:身体発育、子供たちの健康、青少年、ブリャンスク地方、有毒化学物質
概要:ブリャンスク地方に住む子どもたちの身体的発達と健康への、環境に存在する放射線と人工化学物質による影響を研究する。
URL: http://www.dissercat.com/content/vliyanie-sochetannogo-deistviya-posleavariinogo-radioaktivnogo-i-tekhnogennogo-khimicheskogo