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森林と林業:特にチェルノブイリ事故ゾーンに関する放射線防護対策

タイトル:森林と林業:特にチェルノブイリ事故ゾーンに関する放射線防護対策

著者:ティホミロフF. A., シチェグロフA. I., シドロフV. P.

典拠:全体環境科学、137巻、1‐3号、1993年9月2-4日、289-305頁。

DOI: http://dx.doi.org/10.1016/0048-9697(93)90395-M

キーワード:チェルノブイリ、放射線防護、対策、森林の管理

概要:旧ソ連のチェルノブイリ事故で汚染された地域の大部分が森林に覆われており、適切な汚染後管理とクリーンアップ手法を検討するに当たり特有の問題が提示された。これらの問題は、放射能汚染のソースとシンク双方としての森林の役割に関連している。森林地域における再懸濁が隣接地への汚染の二次供給源を提供する可能性があるという指摘もあるが、クイシトゥイムおよびチェルノブイリ事故後に収集されたデータは、森林生態系もまた最初の堆積点から広がる汚染の更なる拡大を制限するのに有効であり、その効果は時間の経過とともに増加することを示している。そうした証拠は、放射性核種の環境への放出直後の挙動に影響を与える際のこれらの生態系の重要性をさらに強めている。1986年以来採られている森林地域の管理慣行が記され、事故後の初期の期間にわたって実施された工学に基づく対策への批判的評価が挙げられた。これらは、森林環境から汚染物質を大量に除去することを意図したものであった。しかし、木と林床の落葉層の自己汚染除去の自然のプロセスの方が十分に迅速であり、チェルノブイリ事故後の最初の2年間に取られた技術に頼ったアプローチに思い切った変化が必要であることが示された。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/004896979390395M

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