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低線量の外部被ばくしたチェルノブイリ原発事故リクビダートルの、初期の冠状動脈性心臓病と高血圧性疾患患者における循環器系の形態・機能状態

タイトル:低線量の外部被ばくしたチェルノブイリ原発事故リクビダートルの、初期の冠状動脈性心臓病と高血圧性疾患患者における循環器系の形態・機能状態

著者: リホフスキー O.I.

典拠:論文 キエフ 1995年

キーワード:心臓病

概要:

URL: http://www.lib.ua-ru.net/diss/cont/270773.html

子宮内低線量照射後の放射線適応応答

タイトル:子宮内低線量照射後の放射線適応応答

著者:ハウエルE. H., ガスチャクS. P., グリフィンK. D. W., ロジャースB. E.

典拠:Radiation Research January 2013、179巻、1号(2013年1月)、29-37頁。

DOI: 10.1667/RR3029.1

キーワード:子宮内、低線量照射、DNAダメージ

概要:急性放射線被曝は深刻な健康被害に繋がる生物学的損傷を引き起こすことが知られている。しかし、電離放射線の低線量への曝露の効果やその後の健康への影響については不明である。本研究の目的は子宮内低線量電離放射線被ばくの影響を調べることである。妊娠中の実験用マウス(BALB/ c)を器官形成期間に低線量チェルノブイリ放射線に曝露させた[1日10–13 mSvを10日間] 。子どもが生まれた後は、汚染されていない実験室で離乳させ、その後急性放射線量 (2.4 Sv)に曝露させた。エンドポイント分析(リター動態、DNA損傷、骨髄幹細胞機能、白血球数と遺伝子発現)によって分かったのは、電離放射線への子宮内曝露における低線量 (100–130 mSv) は子孫に害を与えないということだった。むしろDNA損傷、白血球レベル、および遺伝子発現の結果は後の急性放射線被ばくの影響と関連する子宮内被ばくによって放射線適応応答が誘発されることを示した。

URL:http://www.bioone.org/doi/abs/10.1667/RR3029.1?prevSearch=chernobyl&searchHistoryKey=&queryHash=f7283fdb5d57d03bfdb1eb17f03c59a5

チェルノブイリ原発事故被災者の十二指腸潰瘍患者における酸化防止剤の酵素システムと資質過酸化反応

タイトル:チェルノブイリ原発事故被災者の十二指腸潰瘍患者における酸化防止剤の酵素システムと資質過酸化反応

著者: ドロビンスカヤ O.V.

典拠:論文 1997年 キエフ

キーワード: 生化学

概要:

URL:  http://www.lib.ua-ru.net/diss/cont/13018.html

被ばく後6-13年における放射線被ばくしたロシア人チェルノブイリ原発処理作業員の三つの体細胞遺伝バイオマーカーと共変量

タイトル: 被ばく後6-13年における放射線被ばくしたロシア人チェルノブイリ原発処理作業員の三つの体細胞遺伝バイオマーカーと共変量

著者:ジョーンズI. M., ゲーリックH., カトーP., ラングロアR. G., メンデルゾーンM. L., マーフィーG. A., プレシャノフP., ラムゼイM. J., トーマスC. B., タッカーJ. D., チュレヴァL., ヴォロプツォヴァI., ネルソンD. O.

典拠e: Radiation Research、158(4)、424-442頁、2002年。

DOI: http://dx.doi.org/10.1667/0033-7587(2002)158[0424:TSGBAC]2.0.CO;2

キーワード : 処理作業員、遺伝的バイオマーカーcleanup workers, genetic biomarkers

概要: 三つの体細胞突然変異アッセイが低線量で全身に電離放射線被ばくした男性たちにおいて評価された。 血液サンプルが、625名のロシア人チェルノブイリ処理作業員と182名のロシア人統制群から1992年から1999年の間に採取された。アッセイは、FISHにより検出されたリンパ球における染色体転座、クローニングによるヒポキサンチングアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(HPRT)のリンパ球内の変異体頻度、赤血球で検出された欠失(N/Ø)および再結合(N/N)の現象のグリコホリンAのフローサイトメトリーアッセイ(GPA)の変異頻度である。30以上の被ばくやライフスタイルの共変量はアンケートから入手可能であった。評価された共変量のうち、いくつかの増加(例えば年齢や喫煙)およびその他の減少(例えばサンプルの日付)バイオマーカーはチェルノブイリ被ばくに匹敵する規模で反応した。共変量を調整した場合、チェルノブイリでの被ばくは転座頻度(30%の増加, 95% CI of 10%–53%, P = 0.002)、HPRT変異頻度(41%の増加, 95% CI of 19%–66%, P < 0.001)の統計学的に有意な要因であったが、GPAアッセイについては共にそうでなかった。転座の平均増加に基づく処理作業員の推定平均線量は9.5cGyだった。転座解析は、その感度、比較的少数の共変量および線量反応データにおいて低線量放射線線量測定にとっては良いバイオマーカーである。この推定線量に基づくと、被ばく関連の癌リスクは低いと予想される。

URLhttp://www.bioone.org/doi/abs/10.1667/0033-7587%282002%29158%5B0424%3ATSGBAC%5D2.0.CO%3B2?prevSearch=chernobyl&searchHistoryKey=&queryHash=f7283fdb5d57d03bfdb1eb17f03c59a5

チェルノブイリ事故処理作業員の子どもたちはミニサテライト対立遺伝子における突然変異率の上昇を示していない

タイトル:チェルノブイリ事故処理作業員の子どもたちはミニサテライト対立遺伝子における突然変異率の上昇を示していない

著者:リヴシッツL. A., マリャルチュクS. G., ルキャノヴァE. M., アンチプキンY. G., アラブスカヤL. P., クラフチェンコS. A., マツカG. H., プチットE., ジロドーF., ゴウメロンP., ヴァグナウドG., グエンB. Le.

典拠:Radiation Research、155(1)、74‐80頁、2001年。

DOI: http://dx.doi.org/10.1667/0033-7587(2001)155[0074:COCCWD]2.0.CO;2

キーワード:子ども、処理作業員、突然変異、ミニサテライト

概要:1986年4月のチェルノブイリ原発事故は放射性同位体の大量放出を伴い、ウクライナ、ベラルーシおよびロシア連邦の広範な地域の汚染を招いた。処理作業員(リクビダートル)と放射性物質で汚染された地域の住民のほとんどが被ばくした。チェルノブイリ事故後の電離放射線への曝露の遺伝的影響を評価するために、183名のチェルノブイリ処理作業員(リクビダートル)の子どもとウクライナの非曝露地域に住む統制家族の163名の子どもにおける7種の超可変のミニサテライト遺伝子座に継承された突然変異対立遺伝子の頻度を測定した。被ばくグループと統制グループの間で継承された突然変異対立遺伝子の頻度に有意差はなかった。被ばくグループは、子どもたちを身ごもった時点で父親が発電所で働いていたかどうかによって二つの下位グループに分けた。88名の子どもは父親が施設で働いている間もしくはその後2ヶ月の間に身ごもられた(下位グループ1)。他の95名の子どもはチェルノブイリでの仕事を辞めて4か月以降に身ごもられた(下位グループ2)。サブグループ1はサブグループ2よりも変異対立遺伝子の頻度が遺伝子座の大部分について高かった(つまりCEB1が1.44倍高かった)。この結果は、もし事実であると確認されれば、慢性的に被ばくしたベラルーシの住民および広島と長崎の原爆生存者において得られた明らかに矛盾する結果を調停することになろう。

URL:http://www.bioone.org/doi/abs/10.166/0033-7587%282001%29155%5B0074%3ACOCCWD%5D2.0.CO%3B2?prevSearch=chernobyl&searchHistoryKey=&queryHash=05c5bf600dfdc400aa01511958fb5e34

チェルノブイリ事故処理作業員における低線量放射線による白内障研究のための線量測定

タイトル: チェルノブイリ事故処理作業員における低線量放射線による白内障研究のための線量測定Dosimetry for a Study of Low-Dose Radiation Cataracts among Chernobyl Clean-up Workers

著者:チュマクV. V., ウォーグルB. V., クンディエフY. I., セルギエンコN. M., ヴィッテP. M., メドヴェドフスキーC., バハノヴァE. V., ジュンクA. K., キリチェンコO. Y., ムシジャチェンコN. V., ショロムS. V., シュロS. A., ヴィッテO. P., シュウS., シュエX., ショアR. E.

典拠: Radiation Research、167(5)、606-614頁、2007年。

DOI: http://dx.doi.org/10.1667/RR0302.1

キーワード : 低線量放射線、白内障、処理作業員、ウクライナ

概要:電離放射線被ばく後の白内障形成を調査するために、1986年~1987年におけるウクライナ人チェルノブイリ事故処理作業員8,607名のコホートを形成した。適切な研究のためには、目の水晶体への線量を再構成するのに十分な被ばく情報が必要である。対象グループには、原子炉を覆う「石棺」を建てた労働者、チェルノブイリ原発作業員、そして処理作業のために徴兵された軍の予備兵といった民間の作業員が含まれる。放射線バッジを着けていたのはほんの少数にすぎなかったため、作業員のための公式線量のほとんどを算定した。106名の軍作業者については、抜いた歯の電子常磁性共鳴(EPR)測定が、記録されたγ線線量を調整し不確定の推定値を提供する基礎として記録された線量と比較された。水晶体へのベータ粒子線量は、チェルノブイリ作業の性質および場所、事故からの経過時間、適応された保護対策を考慮して考案されたアルゴリズムによって推定された。モンテカルロ・ルーチンによってγ線線量およびβ粒子のγ線線量に対する割合の不確かさの分布から各個人へのランダムな見積もりを500作った。各個人のβ粒子とγ線線量推定値の500の組み合わせの幾何平均がデータ分析に使われている。コホートの水晶体の推定線量の中央値は123mGyで、4.4%が500mGy以上受けていた。

URLhttp://www.bioone.org/doi/abs/10.1667/RR0302.1?prevSearch=chernobyl&searchHistoryKey=&queryHash=05c5bf600dfdc400aa01511958fb5e34

局所放射線傷害の結果:チェルノブイリ事故後14年の追跡調査

タイトル:局所放射線傷害の結果:チェルノブイリ事故後14年の追跡調査

著者:ゴットレバーP., シュタイナートM., ワイスM., ベベシコV., ベールイD., ナデジナN., ステファニF. H., ウェジメカーG., フリードナーT. M., ピーターR. U.

典拠:Radiation Research、155(3)、409-416頁、2001年。

DOI: http://dx.doi.org/10.1667/0033-7587(2001)155[0409:TOOLRI]2.0.CO;2

キーワード:放射線病、放射線障害

概要:1986年4月26日のチェルノブイリ原発事故は原子力の平和利用の歴史上最大の事故であった。事故の際中もしくは事故直後に放射線に被ばくしたと最初に疑われた237名のうち、急性放射線病の診断(ARS)は臨床症状に基づいて134人のケースで確認できた。それらのうち、54名の患者は様々な程度の皮膚の放射線症候群(CRS)を患った。事故による放射線被曝の結果死亡した28名の患者中、骨髄不全による急性造血症候群による死亡は少数だった。これらの28件の死亡中16件の主な死因はCRSによるものだった。本報告では、特徴的な皮膚の後遺症および関連する臨床症状と、本グループが1991年~2000年の間に組織的追跡調査を行った深刻な局所放射線被ばくを負ったチェルノブイリ事故の15名の生存者の病状を取り上げた。全ての患者が様々な重症度の乾燥症を伴うCRS、皮膚の毛細血管拡張症と爪下スプリンター出血、血管腫およびリンパ管腫、表皮の萎縮、播種性角化症、一部の潰瘍を伴う広範な皮膚および皮下線維症、放射線黒子などの色素変化を示した。驚くべきことに、大量の放射線被ばくを受けて角化症が進んだ部分の皮膚悪性腫瘍はこれまでに検出されてない。しかし、2人の患者は1999年に初めて、低度に被ばくした首筋と右下まぶたに基底細胞癌を発症した。追跡調査期間中、1995年に骨髄異形成症候群、1998年に急性骨髄性白血病によって2名の患者を失った。ドライアイ症候群(3/15)、放射線白内障(5/15)、口腔乾燥症(4/15)、不妊治療の障害を示すFSHレベルの増加(7/15) といった他の放射線誘発性疾患も報告された。独自の被ばくパターンを持つ患者コホートの臨床経過を14年間分析してきた本調査によって、原爆被爆者のみならず局所放射線障害を負った後にも、一生涯とまではいかなくても、長期の追跡調査が必要であることが明らかとなった。

URL:http://www.bioone.org/doi/abs/10.1667/0033-7587%282001%29155%5B0409%3ATOOLRI%5D2.0.CO%3B2?prevSearch=chernobyl&searchHistoryKey=&queryHash=05c5bf600dfdc400aa01511958fb5e34

慢性的にチェルノブイリ放射性降下物に被ばくしている小型哺乳類における放射線損傷の世代間蓄積

タイトル:慢性的にチェルノブイリ放射性降下物に曝露している小型哺乳類における放射線損傷の世代間蓄積

著者:リャボコンN. I., ゴンチャロヴァR. I.

典拠:Radiation and Environmental Biophysics、2006年9月、45巻、3号、167-177頁。

DOI: 10.1007/s00411-006-0054-3

キーワード:放射線、蓄積、哺乳類、チェルノブイリ放射性降下物

概要:本調査の目的は、チェルノブイリ事故後10年間、22世代に渡って電離放射線の低線量に慢性的に被ばくしてきたモデル哺乳動物種であるハタネズミ(Clethrionomys glareolus, Schreber)の自然の個体群における生物学的損傷の長期的発展の分析である。生物学的エンドポイントの時間経過(骨髄細胞や胚性致死性染色体異常)を、放射性核種の地上沈着が異なるベラルーシの複数のモニタリングサイトに住む研究対象の個体群における外部および内部被ばくからの全身吸収線量率の時間経過と比較した。染色体異常の収率、そしてより低い程度の胚死亡率は用量依存的様式においてモニタリング領域の放射性核種汚染と関連していた。低線量率の照射下における生物学的損傷の長期的発展の主な特徴として、染色体異常レベルの恒久的上昇と胚致死頻度の増加が22世代に渡って見られた。このことは、同期間に約2.5〜3年の半減時間があると共に全身吸収線量率は指数関数的に減少するので生物学的損傷は次第に消えるという仮説とは対照的である。さらに妊娠したメスを捕獲し、汚染のない実験室条件下でその子どもたちを育てたが、それらも同様の高いレベルの染色体異常を示した。したがって、観察された細胞と全身作用は、各動物個体の被ばくに起因する生物学的損傷と共に、遺伝的および/またはエピジェネティックな経路を介した前世代の慢性的な低線量率被ばくによる損害の世代間伝送および蓄積を反映しているものと考えられる。また調査した個体群における累積伝染損傷のレベルは、慢性曝露の今後の減少および選択プロセスの結果として将来的には減少すると考えられる。

URL:http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00411-006-0054-3

チェルノブイリ原発事故処理作業従事者で、冠動脈疾患と甲状腺疾患を持つ患者の総合治療の物理的要因

タイトル:チェルノブイリ原発事故処理作業従事者で、冠動脈疾患と甲状腺疾患を持つ患者の総合治療の物理的要因

著者: クリムチュク O.V.

典拠:論文 ハリコフ 1998年

キーワード: リハビリテーション、理学療法、療養

概要:

URL: http://www.lib.ua-ru.net/diss/cont/37324.html

チェルノブイリ原発30㌔ゾーンにおける事故後の吸収線量の再現

タイトル:チェルノブイリ原発30㌔ゾーンにおける事故後の吸収線量の再現

著者: チューポフ A.V.

典拠:論文 キエフ 2002年

キーワード: 環境 安全

概要:

URL: http://www.lib.ua-ru.net/diss/cont/273698.html

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