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タグ「染色体異常」

リトアニア国民に見られる染色体異常と姉妹染色分体交換:職業被曝と環境被曝の影響

著者:J.R Lazutka, R Lekevičius, V Dedonyt, L Maciulevičiūt Gervers, J Mierauskien, S Rudaitien, G Slapšyt

典拠:Mutation Research/Genetic Toxicology and Environmental Mutagenesis (変異研究/遺伝毒性学と生態変異原生) 第445号, 1999, 225–239項

電離放射線被曝者と非被曝者、ならびに職業上および自然環境の条件により重金属(水銀、鉛)、無機揮発性物質(スチレン、ホルムアルデヒト、フェノール、ベンゾピレン)有機揮発性物質(硫黄、一酸化窒素、水素、アルミニウムフッ素)の被害者の遺伝子を細胞遺伝学的に研究した。研究の対象となったのは1113人の細胞175、229個。

URLhttp://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S138357189900128X

チェルノブイリ自己清算人のリンパ球に見られる染色体異常 事故から6~10年を経て

著者:Natalia Slozina, Elizaveta Neronova, Tatiana Kharchenko, Alexey Nikiforov

Reference: Mutation Research/Fundamental and Molecular Mechanisms of Mutagenesis (変異研究/変異原生の基本波的・分子学的メカニズム) 第379巻, 第2号, 1997, 121–125項

キーワード:リクヴィダートル、染色体、小核

概要:チェルノブイリ事故清算人においては、コントロールグループ(対照群)と比較して、末梢リンパ球内の染色体異常を示す指標が著しく高かった。小核テストにおいては、清算人郡と対照群の間に差異は確認されなかった。染色分体交換の発生率の向上は、清算人の喫煙と関連がある。

URLhttp://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0027510797001139

チェルノブイリ事故の細胞遺伝学的影響

著者: V.A. Schevchenko, E.A. Akayeva, I.M. Yeliseyeva, T.V. Yelisova, E.L. Yofa, I.N. Nilova, A.B. Syomov,

W. Burkart

典拠: Mutation Research/Environmental Mutagenesis and Related Subjects (変異研究/生態変異原生と関連題目 第361巻, 第1号, 1996, 29–34項

DOI: http://dx.doi.org/10.1016/S0165-1161(96)90226-5

キーワード:リンパ球、染色体異常、二動原体性の分析

概要:染色体異常の頻度を、500以上のチェルノブイリ事故清算人を対象に調査した。最も高い頻度を示したのは石棺建築者と線量測定士で、100個の細胞あたりそれぞれ3.24±0.25と3.11±0.43の値であった。チェルノブイリ原子力発電所の職員における染色体異常の平均頻度は、100個の細胞あたり2.37±0.20であった​​。

URLhttp://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0165116196902265

チェルノブイリ事故によってノルウェーで放射性降下物に被爆した人々における末梢血リンパ球の染色体分析

著者:A. Brøgger, J.B. Reitan, P. Strand, I. Amundsen

参照:Mutation Research (変異研究)361(1996)、73-79項

DOI:http://dx.doi.org/10.1016/S0165-1161(96)90241-1

キーワード:染色体異常、チェルノブイリ放射性降下物、ノルウェー

概要:トナカイ牧畜従事者44人および羊農家の農民12人における末梢血のリンパ球を研究した。ホールボディーカウンターを使用し、1987-1991年のセシウム134Csと137Csの被ばく線量を測定した。研究対象56人の内部被曝の平均値は5.54mSvであった。二動原体(細胞につき0.3%、すなわち通常の10倍)、及びリング(セルあたり0.07%)を除いて、過去の研究対照(コントロール)と比較した場合、染色体異常は正常範囲内であった。

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0165116196902411

慢性的な放射能被曝が植物に与える生物学的な影響

 

著者:S.A.ゲラスキン、A.A.ウダロヴァ、N.S.ディカレヴァ、E.M.モゾリン、E.V.チェルノノク、Yu.S.プリトコヴァ、V.G.ディカレフ、T.A.ノヴィコヴァ

典拠:雑誌“放射能生物学、放射能生態学”、2010

ISSN: 0869-8031

DOI: 10.1134/S0869803110040028

キーワード:植物、法則の破壊、低量人工被害

概要:放射能被曝は植物の遺伝子と染色体の変異の確率を向上させ、生殖機能を低下させる。比較的低線量な被曝も、自然の法則を破壊する。一定レベルの慢性的な被曝は野生の植物の遺伝子組織を変化させる。植物による汚染への順応適応について。生態的なストレスは、環境への適応能力によって種の選択処理を引き起こす。様々な生態的条件によって選択処理は変化しうる。

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20968048

細胞遺伝学的方法でミズムシ科(asellus aquaticus)を生物指標種として用いて、汚染水体における突然変異誘発効果を推定するためのアプローチ

 

著者:E.V.ダイェフ、A.V.ドゥケルスカヤ、V.E.カザロヴァ

典拠:雑誌“生態遺伝学”、2009

キーワード:染色体異常、汚染水、ミズムシ科、電離放射線

概要:人口汚染度が高い水域では、染色体異常が起こる確立も高まる。研究データを、低線量のイオン化放射線汚染と比較。汚染調査の方法の効能と、染色体異常の人体への危険性について記述。

URL: http://elibrary.ru/item.asp?id=12942922

事故によって電離放射線に晒されたこどものゲノムへのダメージ:文献の論評

タイトル:事故によって電離放射線に晒されたこどものゲノムへのダメージ:文献の論評

著者:フチクA., ブルンボルグG., ラセンR., イェジェクD., クヌドセンL. E., メルロD. F.

典拠:変異研究/突然変異研究レビュー、658(1-2)、111-123頁、2008年1月。

doi:10.1016/j.mrrev.2007.11.003

キーワード:子ども、電離放射線、環境、染色体異常アッセイ、小核検定法、チェルノブイリ

概要:過去10年間に、環境に存在する物理的、化学物質に対する子どもたちの被ばくのメカニズムの知識は飛躍的に増大した。子どもたちの健康に焦点を当てた最近のプロジェクトやプログラムの結果、環境における遺伝子毒に対する子どもの特定の脆弱性が明らかとなった。子どもたちにおける環境調査は主に大気汚染の健康への影響を調査するものだが、放射線被ばくの影響はより多くの注目に値する。放射線に被ばくした子どものゲノム損傷に関する主な情報源は1986年のチェルノブイリ原発事故後に実施された諸調査である。本レビューで取り扱うのは、環境の中で電離放射線に晒された子どもたちにおけるゲノム損傷を分析する論文から収集したデータである。チェルノブイリ事故、核実験、環境放射線汚染および室内事故後に行われた研究からの証拠は概して、参照先の子どもたちにおけるよりも被ばくした子どもたちにおいて、一貫して増加する染色体異常および小核頻度を示している。
この分野における今後の研究は以下の情報を提供する内容に集中するべきである。(a)低線量の放射線による子どもたちへの影響、(b)低線量の放射線への被ばく、および食料、水や空気からの化学物質の組み合わせによる子どもへの影響、(c)幼児期被ばくによる特定の影響(水からの放射性同位体、家庭におけるラドン)。ゲノム損傷に対する適応応答の発生への放射化学的環境の影響の可能性についても特別な配慮を与えるべきである。対話型データベースが細胞遺伝学的データ、幼年期がん登録データおよび環境汚染に関する情報の統合を促すために開発されるべきである。全体的な目的は、放射線被ばくの早期および後日の健康への影響に関するより優れた知識によって、時機にかなった効率的な予防措置を導入することである。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1383574207000634

ゴメリ州(ベラルーシ)の健康なおよび甲状腺腫瘍の影響を受けた子どもたちのリンパ球細胞における遺伝学的損傷

タイトル:ゴメリ州(ベラルーシ)の健康なおよび甲状腺腫瘍の影響を受けた子どもたちのリンパ球細胞における遺伝学的損傷

著者:ロベルトB., ゲミグナニF., モリッゾC., ロリA., ロッシA., アントネッリA., ディ・プレトロG., (…) バラルディンM.

典拠:変異研究/変異誘発の基本と分子機構、405(1)、89-95頁、1998年8月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0027-5107(98)00118-3

キーワード:染色体異常、リンパ球、子ども、甲状腺腫瘍、電離放射線、セシウム137、チェルノブイリ

概要:1994年の間、チェルノブイリの放射性降下物によって最も汚染された地域の一つであるゴメリ州の腫瘍の影響を受けた19名の子どもたちと健康な17名の子どもたちを、(1)尿中のセシウム137の存在、(2)循環リンパ球における染色体異常(CA)について調査した。彼らをイタリアのピサの健康な35名の子どもたちと比較した。ゴメリ州の健康な統制群に比べ、腫瘍の影響を受けた子どもたちの尿中にはセシウム137が有意に高いレベル(p < 0.05)で見られた。ピサの統制群の尿中には放射能は全く見られなかった。ゴメリの統制群と比較して、腫瘍の影響を受けた子どもたちにおいてはCAの頻度が有意に高かったが、ゴメリの統制群とピサの統制群の間に有意な差は見られなかった。しかし二動原体染色体は、ピサの統制群( 細胞)に比べて、ゴメリの腫瘍の影響を受けた子どもたちおよび健康な子どもたちの双方において有意に高い比率(p < 0.01)で見られた。重回帰分析によって、非中心フラグメント、二動原体とリング染色体を持つ細胞の割合が、彼らの尿中に排泄されたセシウム137の量と有意に相関している(p < 0.05)ことが示された。これらの結果が示しているのは、ゴメリ州の子どもたちの放射性核種への被ばくがいまだ続いており、そのことによって線量効果関係の調査が可能となったということである。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0027510798001183

甲状腺乳頭がんにおける分子の再配列

タイトル:甲状腺乳頭がんにおける分子の再配列

著者:H. ジッツェルスバーガー、V. バウアー、G. トーマス、K. アンガー

典拠:クリニカ・キミカ・アクタ、411(5-6)、301-308頁、2010年3月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.cca.2009.11.028

キーワード:甲状腺乳頭がん、遺伝子再構成、染色体異常、遺伝的異質性

概要:…チェルノブイリ後の甲状腺乳頭がん…ある研究者たち…放射線関連甲状腺がん…。しかし…チェルノブイリ後の腫瘍とは対照的に…放射能関連甲状腺がんも引き起こす…小児の散発甲状腺癌で…[40…

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0009898109006172

放射性ヨウ素治療を受けた甲状腺がん患者における第1、4および第10染色体を含む染色体異常の同等の誘導および持続性

タイトル:放射性ヨウ素治療を受けた甲状腺がん患者における第1、4および第10染色体を含む染色体異常の同等の誘導および持続性

著者:S. プエルト、R. マルコス、M. J. ラミレス、P. ガルフレ、A. クレウス、 J. ソレレス

典拠:変異研究/遺伝毒性と環境変異導入、469(1)、147‐158頁、2000年8月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S1383-5718(00)00064-4

キーワード:染色体異常、ペインティング、持続性、放射性ヨウ素、甲状腺がん

概要:…甲状腺がんの発症[22、23…甲状腺がんの発生率が報告された…チェルノブイリ原子力…の結果…チェルノブイリ事故後の放射線と…甲状腺における生物濃縮、…甲状腺がんにおける…。取り込み…

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1383571800000644

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