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タグ「電離放射線」

チェルノブイリ事故後の長期的改善戦略の正当化

タイトル:チェルノブイリ事故後の長期的改善戦略の正当化

著者:フェセンコS., ヤコブP., ウラノフスキーA., チュポフA., ボグデヴィチI., サンジャロヴァN., カシュパロフV., パノフA., ジュチェンカYu.

典拠:環境放射能ジャーナル、119巻、2013年5月、39-47頁。

DOI:http://dx.doi.org/10.1016/j.jenvrad.2010.08.012

キーワード:チェルノブイリ事故、セシウム、電離放射線、放射線防護、リハビリテーション、修正

概要:チェルノブイリ原発事故後、ベラルーシ、ロシアおよびウクライナで多くの様々な是正措置が開発、実施された。対策の適用に関する勧告と是正措置は1994年にIAEAによって「放射性核種放出事故後の農業対策のためのガイドライン」として公にされた。それ以来、環境中の放射性核種の挙動および長期的対策の有効性に関する新しい情報が得られ、チェルノブイリ・フォーラムを含む多くのプロジェクトによって見直された。さらに修復戦略を導く新しいアプローチが開発され、最も被害を受けた国々で成功裏に実現された。本稿では、この経験に基づいてチェルノブイリ事故の影響を最も受けた地域の復興のために提案された修復戦略の正当性を解説する。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X10001992

事故によって電離放射線に晒されたこどものゲノムへのダメージ:文献の論評

タイトル:事故によって電離放射線に晒されたこどものゲノムへのダメージ:文献の論評

著者:フチクA., ブルンボルグG., ラセンR., イェジェクD., クヌドセンL. E., メルロD. F.

典拠:変異研究/突然変異研究レビュー、658(1-2)、111-123頁、2008年1月。

doi:10.1016/j.mrrev.2007.11.003

キーワード:子ども、電離放射線、環境、染色体異常アッセイ、小核検定法、チェルノブイリ

概要:過去10年間に、環境に存在する物理的、化学物質に対する子どもたちの被ばくのメカニズムの知識は飛躍的に増大した。子どもたちの健康に焦点を当てた最近のプロジェクトやプログラムの結果、環境における遺伝子毒に対する子どもの特定の脆弱性が明らかとなった。子どもたちにおける環境調査は主に大気汚染の健康への影響を調査するものだが、放射線被ばくの影響はより多くの注目に値する。放射線に被ばくした子どものゲノム損傷に関する主な情報源は1986年のチェルノブイリ原発事故後に実施された諸調査である。本レビューで取り扱うのは、環境の中で電離放射線に晒された子どもたちにおけるゲノム損傷を分析する論文から収集したデータである。チェルノブイリ事故、核実験、環境放射線汚染および室内事故後に行われた研究からの証拠は概して、参照先の子どもたちにおけるよりも被ばくした子どもたちにおいて、一貫して増加する染色体異常および小核頻度を示している。
この分野における今後の研究は以下の情報を提供する内容に集中するべきである。(a)低線量の放射線による子どもたちへの影響、(b)低線量の放射線への被ばく、および食料、水や空気からの化学物質の組み合わせによる子どもへの影響、(c)幼児期被ばくによる特定の影響(水からの放射性同位体、家庭におけるラドン)。ゲノム損傷に対する適応応答の発生への放射化学的環境の影響の可能性についても特別な配慮を与えるべきである。対話型データベースが細胞遺伝学的データ、幼年期がん登録データおよび環境汚染に関する情報の統合を促すために開発されるべきである。全体的な目的は、放射線被ばくの早期および後日の健康への影響に関するより優れた知識によって、時機にかなった効率的な予防措置を導入することである。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1383574207000634

ゴメリ州(ベラルーシ)の健康なおよび甲状腺腫瘍の影響を受けた子どもたちのリンパ球細胞における遺伝学的損傷

タイトル:ゴメリ州(ベラルーシ)の健康なおよび甲状腺腫瘍の影響を受けた子どもたちのリンパ球細胞における遺伝学的損傷

著者:ロベルトB., ゲミグナニF., モリッゾC., ロリA., ロッシA., アントネッリA., ディ・プレトロG., (…) バラルディンM.

典拠:変異研究/変異誘発の基本と分子機構、405(1)、89-95頁、1998年8月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0027-5107(98)00118-3

キーワード:染色体異常、リンパ球、子ども、甲状腺腫瘍、電離放射線、セシウム137、チェルノブイリ

概要:1994年の間、チェルノブイリの放射性降下物によって最も汚染された地域の一つであるゴメリ州の腫瘍の影響を受けた19名の子どもたちと健康な17名の子どもたちを、(1)尿中のセシウム137の存在、(2)循環リンパ球における染色体異常(CA)について調査した。彼らをイタリアのピサの健康な35名の子どもたちと比較した。ゴメリ州の健康な統制群に比べ、腫瘍の影響を受けた子どもたちの尿中にはセシウム137が有意に高いレベル(p < 0.05)で見られた。ピサの統制群の尿中には放射能は全く見られなかった。ゴメリの統制群と比較して、腫瘍の影響を受けた子どもたちにおいてはCAの頻度が有意に高かったが、ゴメリの統制群とピサの統制群の間に有意な差は見られなかった。しかし二動原体染色体は、ピサの統制群( 細胞)に比べて、ゴメリの腫瘍の影響を受けた子どもたちおよび健康な子どもたちの双方において有意に高い比率(p < 0.01)で見られた。重回帰分析によって、非中心フラグメント、二動原体とリング染色体を持つ細胞の割合が、彼らの尿中に排泄されたセシウム137の量と有意に相関している(p < 0.05)ことが示された。これらの結果が示しているのは、ゴメリ州の子どもたちの放射性核種への被ばくがいまだ続いており、そのことによって線量効果関係の調査が可能となったということである。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0027510798001183

リンパ腫に関連した甲状腺乳頭がん。 3例の報告

タイトル:リンパ腫に関連した甲状腺乳頭がん。 3例の報告

著者:アフリカV. B., クリスティーナA. E., ピラールM.V., サンチェスP., ルイス·フェリペP. S.

典拠:内分泌·栄養、53(9)、565-568頁、2006年11月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S1575-0922(06)71149-4

キーワード:甲状腺乳頭がん、リンパ腫、電離放射線

概要:…照射後の甲状腺がんの継続的な発生…の治療を受けた患者における甲状腺の良性新生物…パラルド・サンチェス LF。甲状腺がん。医学…ロビンスJ. チェルノブイリの教訓:イベント、余波…政治的、社会的…。甲状腺。 1997年7…

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1575092206711494

「散発乳頭癌とは対照的な放射線誘発甲状腺腫瘍におけるBRAF変異の低い有病率」へのリプライ

タイトル:「散発乳頭癌とは対照的な放射線誘発甲状腺腫瘍におけるBRAF変異の低い有病率」へのリプライ

著者:J. リマ、V. トロヴィスコ、P. ソアレス、V. マキシモ、J. マガリャンイス、G. サルヴァトーレ、M. サントロ、(…)M. ソブリンホ・シーモエズ

典拠:がん通信、230(1)、149-150頁、2005年12月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.canlet.2004.10.053

キーワード:BRAF変異、甲状腺がん、チェルノブイリ、電離放射線

概要:我々の調査結果はニキフォロヴァ他による研究(M. N. ニキフォロヴァ、R. チャンピ、G. サルヴァトーレ、M. サントロ、M. ガンジー、J. A. ナウフ他「散発乳頭癌とは対照的な放射線誘発甲状腺腫瘍におけるBRAF変異の低い有病率」、がん通信、209、1-6頁、2004年)を支持すると同時にさらに推し進めたものである。BRAF変異は子供の頃のPTCにおいて、また照射設定と散発性腫瘍の双方において稀である。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0304383505000029

甲状腺がんの影響を受けた/受けていないゴメリ(ベラルーシ)の子どもたちにおける小核頻度

タイトル:甲状腺がんの影響を受けた/受けていないゴメリ(ベラルーシ)の子どもたちにおける小核頻度

著者:L. ゾッティ・マルテッリ、L. ミリオレ、G. パナシュク、R. バラレ

典拠:変異研究/遺伝毒性と環境変異誘発、440(1)、35‐43頁、1999年3月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S1383-5718(99)00012-1

キーワード:ヒトリンパ球小核試験、甲状腺がん、チェルノブイリ事故、電離放射線

概要:1986年のチェルノブイリ原発事故後に放射能汚染の影響を最も深刻に受けたゴメリ(ベラルーシ)の子どもたちのグループについて細胞遺伝学的モニタリングを実施した。我々は、42名の子ども(平均年齢:11±2.34歳)―うち16名は甲状腺腫瘍の影響を受けている―の二核球に小核試験 (MN) を実施した。…対象としてピサに住む30名の健康な子ども(平均年齢:14.96±2.17歳)を試験に含めた。…

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1383571899000121

子どもの放射線障害:チェルノブイリ、スリーマイル島、福島の教訓

タイトル:チェルノブイリ、スリーマイル島、福島の教訓

著者:伏木信二

典拠:脳と開発、35(3)、220-227頁、2013年3月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.braindev.2012.09.004

キーワード:電離放射線、健康への影響、子どもたち、脳の開発、原子力発電所事故

概要:2011年3月11日、日本は東日本大震災に見舞われ、続いて福島第一原子力発電所災害が起こった。本稿では第一に、健康に対する影響の観点から、1979年のスリーマイル島原子力発電所事故と1986年のチェルノブイリ原発事故の後に起こったことに焦点を当てる。チェルノブイリ事故時の子どもや青年たちにおいて明らかになったように、子どもの健康に対する放射線の影響について考えた場合、最も重要な問題は甲状腺がん…

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0387760412002264

チェルノブイリ原子力発電所の放射性廃棄物処理施設付近および30キロメートル制御エリア内における人為的汚染の生物指標に基づく比較

タイトル:チェルノブイリ原子力発電所の放射性廃棄物処理施設付近および30キロメートル制御エリア内における人為的汚染の生物指標に基づく比較

著者:S. A. ゲラシキン、L. M. ジミナ、V. G. ディカレフ、N. S. ディカレヴァ、V. L. ジミン、D. V. ヴァシリエフ、L. D. ブリノヴァ、(…) E. B. ネステロフ

典拠:ロシア環境誌、31(4)、274‐277頁、2000年7月。

デジタルオブジェクト識別子: 10.1007/BF02764060

キーワード:放射性および化学汚染物質、電離放射線、生物学的試験システム、染色体異常、ヨーロッパアカマツ

概要:

URL: http://link.springer.com/article/10.1007%2FBF02764060

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