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タグ「放射能効果」

チェルノブイリ事故の細胞遺伝学的影響

著者: V.A. Schevchenko, E.A. Akayeva, I.M. Yeliseyeva, T.V. Yelisova, E.L. Yofa, I.N. Nilova, A.B. Syomov,

W. Burkart

典拠: Mutation Research/Environmental Mutagenesis and Related Subjects (変異研究/生態変異原生と関連題目 第361巻, 第1号, 1996, 29–34項

DOI: http://dx.doi.org/10.1016/S0165-1161(96)90226-5

キーワード:リンパ球、染色体異常、二動原体性の分析

概要:染色体異常の頻度を、500以上のチェルノブイリ事故清算人を対象に調査した。最も高い頻度を示したのは石棺建築者と線量測定士で、100個の細胞あたりそれぞれ3.24±0.25と3.11±0.43の値であった。チェルノブイリ原子力発電所の職員における染色体異常の平均頻度は、100個の細胞あたり2.37±0.20であった​​。

URLhttp://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0165116196902265

チェルノブイリ事故収束作業の異なる段階における作業員による被曝線量の規模と構成

著者:メシュコフ N.A.

典拠:雑誌:Радиация и риск (放射線とリスク)(国立放射線疫学レジストリ)、2009年、18号

キーワード:体内被曝、作業員、作業の態様、セシウム137の体内蓄積、被爆の構造

概要:1986年、1987年と1988年の清算人の線量の平均値は、それぞれ186、98、47ミリグレイだった。最も深刻な被爆は1986年、6~7月におけるチェルノブイリ原発3号機の事故処理時に起きた。作業員による被爆の規模、時期、性質(被爆した放射線の種類など)について検討する。

URL:http://cyberleninka.ru/article/n/velichina-i-struktura-doz-oblucheniya-likvidatorov-v-zavisimosti-ot-etapa-likvidatsii-posledstviy-radiatsionnoy-avarii-i-vida-rabot

人間の放射線病

著者:A.K.グシコヴァ、G.D.バイソゴロフ

典拠:Медицина(医学)、1971

概要:1970年代に書かれたこの本に書かれた研究内容は今でも有効だとされ、世界中の専門家の間で広く読まれている。著者のグシコヴァ(グスコヴァ)氏はモスクワの第6病院の主任医師を務めた人物である。

URL:http://books.google.co.jp/books/about/Radiation_Sickness_in_Man.html?id=lHobHAAACAAJ&redir_esc=y

フィンランドの子どもと若者においてはチェルノブイリ事故による甲状腺がんの増加はなかった

タイトル;フィンランドの子どもと若者においてはチェルノブイリ事故による甲状腺がんの増加はなかった

著者:A. ブット、P. クルティオ、S. ヘイナヴァラ、A. アウヴィネン

典拠:ヨーロッパがんジャーナル、42(8)、1167-1171頁。

デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/j.ejca.2006.03.006

キーワード:放射線の影響、甲状腺腫瘍、発生率、チェルノブイリ、フィンランド

概要:本研究の目的は、1986年のチェルノブイリ事故による放射性降下物が、フィンランドの子供と若者の間における甲状腺がんの発生率に影響を与えたか否かを評価することであった。まず全体を、甲状腺線量が0.6ミリシーベルトより少ない者と0.6ミリシーベルトを超える者に2分した。甲状腺癌の累積発生率は、1986年時点の0-20歳の人口1,356,801人中のフィンランドのがん登録者から特定した。チェルノブイリ以前の期間(1970-1985年)においては、基礎甲状腺癌発生率の明確な違いは一切見られなかった (レート比 0.95, 95% 信頼区間 0.81–1.10)。ポスト・チェルノブイリの期間(1991年から2003年)においては、甲状腺がんの発生率は、被爆の少ない集団よりも、より被爆を受けた集団の方が低かった(レート比 0.76, 95% 信頼区間 0.59–0.98)。結果としては、チェルノブイリ事故による放射線被爆に関連した甲状腺がんの発生率のいかなる増加も認められなかった。

URL:  http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0959804906002358

チェルノブイリの電離放射線を浴びた湖沼における水生大型無脊椎動物群の個体数と多様性

タイトル:チェルノブイリの電離放射線を浴びた湖沼における水生大型無脊椎動物群の個体数と多様性

著者:マーフィー J. F. /ナゴルスカヤ L. L. /スミス J. T.

典拠:『環境放射能』誌、102(7)、688-694頁、2011年7月

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.jenvrad.2011.04.007

キーワード:チェルノブイリ、福島、大型無脊椎動物、湖、放射線影響、生物相

概要:本研究ではチェルノブイリのダメージを受けた湖沼に住む大型無脊椎動物に対する放射線の影響が取り上げられている。 ►個体数、分類群の豊かさ、 Berger-Parkerの優先度指数、shannon-wienerの多様度指数の評価を行った。 30 μGy h−1までは群の項目もしくは個体数と放射線の間にいかなる関係も無い。►分類群の豊かさは22から42の範囲で変動した。これは地域の汚染されていない湖沼の標準的な数値である。 自然環境要因が生物群衆構造の主要因である。

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X11000798]]

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