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タグ「チェルノブイリ事故 (1986)」

チェルノブイリ原発事故後に生まれた子どもたちにおけるゲノム不安定性(in vivoおよびin vitro研究において)

タイトル:チェルノブイリ原発事故後に生まれた子どもたちにおけるゲノム不安定性(in vivoおよびin vitro研究において)

著者:アガジャニャンA. V., ススコフI. I.

典拠:Russian Journal of Genetics、2010年6月、46巻、6号、740-749頁。

DOI: 10.1134/S1022795410060153

キーワード:

概要:1987年~2004年のチェルノブイリ原発事故後に生まれた子どもたちの末梢血リンパ球の分析によって(放射性核種で汚染された地域の永住者n=92、および曝露した父親・リクビダートルの子どもn=88)、対照群と比較しての異常な細胞(ACs)のレベルと染色体タイプの収差の増加が明らかになった(P<0.05)。さまざまな初期のAC頻度を持つ子どもたちの3つのサブグループにおいて(高いAC頻度≥3%を持つ子ども、中程度2%のAC頻度を持つ子ども、低いAC頻度≤1%を持つ子ども)、染色体タイプの収差レベルは対照群と比較して増加している (P<0.05)。≥3%の頻度を持つ子どもたちのサブグループにおける異常な細胞や染色体異常 (CAs)のレベルは、≤1%のAC頻度を持つ子どもたちのそれとは有意に異なっていた。ACおよびCAの頻度がチェルノブイリ事故後の生年に関わりが無いことが明らかとなった。10〜30cGyの線量範囲でのin vitroの血液の分画およびシングルのγ線照射(セシウム137)後、第一および第二の有糸分裂の平均CA頻度は、子どもと親において最初のAC頻度に応じて同様に増加していた。これら全ての結果が示しているのは、低放射線量によって誘発されるゲノム不安定性の個別的な特徴と子どものオルガニズムにおけるその世代間現象である。 URL:http://link.springer.com/article/10.1134/S1022795410060153

ガンマ線分光法による、大気中の核爆発およびチェルノブイリと福島からの放射性物質放出の放射性核種比率の比較

タイトル:ガンマ線分光法による、大気中の核爆発およびチェルノブイリと福島からの放射性物質放出の放射性核種比率の比較

著者:フリーゼJ. I., ケパートR. F., ルーカスD. D.

典拠:Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry、2013年5月、296巻、2号、899-903頁。

DOI: 10.1007/s10967-012-2213-0

キーワード:CTBT、チェルノブイリ、福島、放射性核種監視、ガンマ分光法

概要:包括的核実験禁止条約により、その検証計画の一部として、サイト検査(OSI)に続く遠隔放射性核種監視が疑わしい対象の性質を明らかにするために行われた。サイト上の放射性核種の測定の重要な点としては、類似した放射性核種の、原子炉事故や医療アイソトープ生産といった他の潜在的出所を判別することが挙げられる。チェルノブイリと福島の原子炉事故により、二つの異なる原子炉から、核爆発の歴史的な計測と比肩するほどの環境へのインプットがなされた。これら三つから得られた全てのサンプルのガンマ分光測定による比較、および類似点と相違点の分析を行った。この分析は、包括的核実験禁止条約の後援の下、OSI中の測定のために何が必要とされているかを確定するための一段階といえる。

URL:http://link.springer.com/article/10.1007/s10967-012-2213-0

チェルノブイリ原子炉:デザインの特徴と事故の原因

Title: The Chernobyl Reactor: Design Features and Reasons for Accident

Author: Mikhail V. MALKO

Reference: Research Reactor Institute, Kyoto University, July 2002

Keywords: reasons, Chernobyl

Abstract: The report describes the main features of the Chernobyl reactor and possible reasons of the accident that happened on 26 April 1986. Analysis of scientific results established after the accident demonstrates that shortcomings in the design, and freak infringements of safety regulations for the construction as well as inadequate documentation for reactor operation were the main reason of the Chernobyl accident. Various scenarios proposed for this accident are also analyzed in the report. It is concluded that a very high probability of the nuclear explosions at the reactor of the Unit 4 of the Chernobyl accident exists. The power of it could be equivalent to 200 tons of the trinitrotoluene(TNT).

URLhttp://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/reports/kr79/KURRI-KR-79.htm

原因と結果。チェルノブイリ・ドキュメンタリー物語「チェルノブイリ」

タイトル:原因と結果。チェルノブイリ・ドキュメンタリー物語「チェルノブイリ」

著者:シチェルバクYu.

典拠:「ソ連作家」出版社、1988年。

キーワード:ドキュメンタリー物語、チェルノブイリ

概要:Yu. R. シチェルバクの「原因と結果」は最も危険なウイルスのひとつである狂犬病ウイルスについて研究しているソ連の医師、疫学者たちに捧げられた。ドキュメンタリー小説「チェルノブイリ」は1986年4月26日に起こった悲劇を我々に伝えてくれる。

URL:http://pripyat-city.ru/books/111-prichiny-i-posledstviya-chernobyl.html

HARD DUTY: 過酷な仕事-ある女性のチェルノブイリでの体験

タイトル:HARD DUTY: 過酷な仕事-ある女性のチェルノブイリでの体験

著者:ナタリア・マンズロヴァとキャシー・サリヴァン、 翻訳:後藤健太郎・大羽正律・大羽比早子

キーワード: チェルノブイリで、体験、女性

概要:ちょうど一年前に私たちが、反原子力を訴えた抗議行動を始めようとしていたとき、現在No Nukes Action Committeeに関わっているメンバーのうちで、何を始めたいかというブレインストーミングをしました。一つの案は、フクシマでの事故以前の記録を翻 訳していこうというものでした。私たちは翻訳をするという作業、また翻訳された物の両方そのものが、社会変革であると考えます。バークレーのコミュニ ティ・エデュケーターである、大羽正律氏、大羽比早子氏、そして埼玉からちょうど旅行でバークレーを訪れていた後藤健太郎氏は、チェルノブイリ事故のあと に「リクイデーター」という名前で知られる除染作業にあたったNatalia Manzurova氏と共著者であるCathie Sullivan氏の記録を訳しました。私たちは二人の著者と翻訳チームのプロジェクトに感謝し、ここに今一度、大羽正律氏のまえがきと共にご紹介したい と思います。この日本語版の配布はManzurova氏から、著者と通訳者たちの名前を入れてのみ、許可されています。ご自由にダウンロードしてお使いく ださい。

URL: www.zenplanning.com/nuke/HardDuty/HardDuty_JP.pdf

http://nonukesaction.wordpress.com/2012/04/23/hardduty_japanese/

多施設国際遠隔医療ネットワークを用いたチェルノブイリ原発事故後のベラルーシ共和国に対する医療支援

タイトル:多施設国際遠隔医療ネットワークを用いたチェルノブイリ原発事故後のベラルーシ共和国に対する医療支援

著者:小池 健一, 小宮山 淳, 滝沢 正臣, 中井 圭司, 村瀬 澄夫, 神谷 さだ子, 鎌田 實, オリガ・ ビテリエブナ・アレイニコワ, ミハエル ・ボガチェンコ

所収雑誌名:医学物理, Vol. 23 (2003) No. 1 p. 44-50

DOI: http://dx.doi.org/10.11323/jjmp2000.23.1_44

キーワード:遠隔医療ネットワーク, チェルノブイリ原発事故, ベラルーシ

URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjmp2000/23/1/23_44/_article/references/-char/ja/

輸入食品の放射性セシウム濃度とチェルノブイリ原子力発電所事故の寄与

タイトル:輸入食品の放射性セシウム濃度とチェルノブイリ原子力発電所事故の寄与

著者 福田 一義

所収雑誌名:RADIOISOTOPES, Vol. 49 (2000) No. 9 P 433-438

DOI: http://dx.doi.org/10.3769/radioisotopes.49.433

キーワード:放射性セシウム、カリウム40、輸入食品、チェルノブイリ事故

概要:ゲルマニウム (Ge) γ線スペクトロメータシステムを用いて, 北海道内で消費される輸入食品の放射能調査を実施した。
1989年から1999年までに採取した480試料の放射性セシウム濃度 (137Cs+134Cs) において, 暫定限度 (370Bq/kg) を超えるものはまったく認められず, 441試料 (92%) では1Bq/kg未満のきわあて低いレベルであった。また, 最大値は, 紅茶 (中国産) について, 137Csが62.4Bq/kg, 134Csが3.8Bq/kgであった。
137Cs濃度とセシウム単位の関係から, セシウム単位の値が0.40Bq/g-Kを上回った24試料については, チェルノブイリ原子力発電所事故に由来する寄与を定性的に評価した。また, 137Csとともに134Csが検出された16試料については, この事故に由来する137Csの寄与率を算出した。

URLhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/radioisotopes1952/49/9/49_9_433/_article

チェルノブイリ事故に関する考察

タイトル:チェルノブイリ事故に関する考察

著者:村主 進

所収雑誌名:日本原子力学会誌, Vol. 38 (1996) No. 4 P 279-286

DOI: http://dx.doi.org/10.3327/jaesj.38.279

キーワード:安全, チェルノブイリ事故 (1986)

概要:チェルノブイリ原子力発電所4号炉が1986年に史上最大の事故を起こしてから本年(1996年)4月で満10年に なる。チェルノブイリ4号炉では,原子炉の安全性の欠陥と運転員の重大な規則違反のいくつかが重複して事故の原因になったものであるが,この事故によって,原子力発電所の安全性に疑問を抱く人が増えたことは否めない。そこで,安全性に疑問を抱く人々に,正しい理解をしていただくために,事故10年目に当 たり,チェルノブイリ事故の考察を行った。
原子力発電所は潜在的な危険性を顕在化しないために,深層防護の考え方で事故防止対策を実施している。この深層防護という多重な防護対策のどれか1つが破られなければ,チェルノブイリ4号炉のような事故が起こらないことを実例でもって示した。
次 に,我々は日常の生活において,事故,災害などによって不慮の被害を受けている。この不慮の被害による寿命の損失について,チェルノブイリ事故と一般の事 故,災害とを対比して考察を行った。その結果は,チェルノブイリ事故は一般の災害と比較してもそれほど大きい被害を及ぼすものではない。

URLhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/jaesj1959/38/4/38_4_279/_article

チェルノブイリ原発事故後による汚染地域住民の発がんの性別年齢別パターン

 

タイトル:チェルノブイリ原発事故後による汚染地域住民の発がんの性別年齢別パターン

著者: パルシュコフE.M., ソコロフV.A., ゴリベツT.P., コワレンコB.S., アルタモノワY.Z.

典拠:「放射線とリスク」2009年 18巻 No.3

キーワード: 罹患率、記述疫学的分析、発癌のメカニズム、ベルゴロド州、ブリャンスク州

概要:チェルノブイリ原発事故以降のベルゴロド州、ブリャンスク州の25年(1981~2005年)の20万以上の発がんの症例の記述疫学的分析。

URL: http://cyberleninka.ru/article/n/polovozrastnye-zakonomernosti-razvitiya-onkopatologii-u-naseleniya-prozhivayuschego-na-zagryaznennyh-territoriyah-posle

チェルノブイリ事故収束作業の異なる段階における作業員による被曝線量の規模と構成

著者:メシュコフ N.A.

典拠:雑誌:Радиация и риск (放射線とリスク)(国立放射線疫学レジストリ)、2009年、18号

キーワード:体内被曝、作業員、作業の態様、セシウム137の体内蓄積、被爆の構造

概要:1986年、1987年と1988年の清算人の線量の平均値は、それぞれ186、98、47ミリグレイだった。最も深刻な被爆は1986年、6~7月におけるチェルノブイリ原発3号機の事故処理時に起きた。作業員による被爆の規模、時期、性質(被爆した放射線の種類など)について検討する。

URL:http://cyberleninka.ru/article/n/velichina-i-struktura-doz-oblucheniya-likvidatorov-v-zavisimosti-ot-etapa-likvidatsii-posledstviy-radiatsionnoy-avarii-i-vida-rabot

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