タイトル:チェルノブイリ事故後の若者における甲状腺がんに関するベラルーシ/ロシア/ EU / IARC/ SMFH共同による症例対照研究
著者:研究グループ代表、E. カーディス、V. イワノフ、A. ケスミニン、I. V. マラホヴァ、柴田義貞、V. テネット
典拠:国際会議シリーズ、1234、105‐113頁、2002年5月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0531-5131(01)00600-8
キーワード:甲状腺がん、放射線リスク、リスク修飾因子、ヨウ素欠乏症、遺伝性素因、小児、チェルノブイリ
概要:チェルノブイリ事故をきっかけとした国際的共同研究から数年経った1996年、いくつかのグループによって、ベラルーシとロシアの汚染地域の若者における甲状腺がんの症例対照研究を実施することが提案された。…共同研究によって、電離放射線に被ばくした小児、青年および若年成人における甲状腺がんリスクに関する最も大きなデータソースが収集された。本研究の結果は、CIS内の被ばく者における公衆衛生活動にとってと同時に、一般的な放射線防護活動にとっても重要な意味を持つといえる。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513101006008
タイトル:イングランド北部の小児および若年成人における甲状腺がん。チェルノブイリ事故に関連して発生率が増加しているか?
著者:S. J. コッテリル、M. S. ピアース、L. パーカー
典拠:ヨーロッパ癌ジャーナル、37(8)、1020‐1026頁、2001年5月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0959-8049(00)00449-4
キーワード:甲状腺腫瘍、小児がん、若年成人、ヨウ素の放射性同位元素、原子力事故
概要:イングランド北部の若年層(<25歳)における1968年から1997年の間の甲状腺がんの発生率を分析し、発生率の変化がチェルノブイリ原発事故による放射性降下物の空間的・時間的分布と一致するかどうかを検証するために、甲状腺がんの人口ベースのデータを北部地域青少年の悪性疾病登録から入手した。乳頭がんまたは濾胞がんに分けての甲状腺がんの発生率について、1968年から1986年におけるものと、1987年から1997年のものを比較した。 …発生率のこうした時間的·空間的変化は、高年齢層より若い年齢層により大きな影響を与えていることが予測されるとはいえ、チェルノブイリ事故との因果関係を示している。しかし確認方法の改良や腫瘍の早期発見といった諸要素が発生率の増加に寄与している可能性もある。…
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0959804900004494
タイトル:チェルノブイリ後の甲状腺がん
著者:C. A. スティラー
典拠:ヨーロッパがんジャーナル、37(8)、945-947頁、2001年5月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0959-8049(01)00072-7
キーワード:
概要:…チェルノブイリによる放射能被ばく。諸地域における甲状腺がんを患う若年層たち…チェルノブイリ後、若年層における甲状腺がん発生率…..チェルノブイリと関わる甲状腺がんリスクの増加は予想されるところでは…
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0959804901000727
タイトル:チェルノブイリ組織バンク―小児期の放射線被ばくと甲状腺がんとの関係を調査する国際共同研究
著者:G. トマス、M. タトル、CTBの共同管理委員会、科学プロジェクトパネルおよび病理・血液パネルを代表して
典拠:国際会議シリーズ、1299、167‐173頁、2007年2月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.ics.2006.10.015
キーワード:チェルノブイリ、組織バンク、分子生物学
概要:チェルノブイリの放射線の人間の健康に対する唯一の明白な影響が、小児期被爆者における甲状腺がんの増加である。ポスト・チェルノブイリの甲状腺がんの分子生物学研究上の科学的関心に応えて組織バンク(CTB:www.chernobyltissuebank.com)が設立された。本プロジェクトはウクライナとロシアの政府によってサポートされ、財政的支援(300万USドル)は欧州委員会、アメリカの国立がん研究所、日本の笹川記念保健財団から得た。ドナーから完全なインフォームド・コンセントを得た上で、それぞれのケースが国際的パネルによる病理学的審査の対象となった。抽出された核酸(組織からのRNAおよびDNA、血液からのDNA)の血清のアリコートは、世界中の研究者が利用できる。…
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513106005930
タイトル:イングランド北部の小児および若年成人における甲状腺がん。チェルノブイリ事故に関連して発生率が増加しているか?
著者:S. J. コッテリル、M. S. ピアース、L. パーカー
典拠:ヨーロッパ癌ジャーナル、37(8)、1020‐1026頁、2001年5月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0959-8049(00)00449-4
キーワード:甲状腺腫瘍、小児がん、若年成人、ヨウ素の放射性同位元素、原子力
概要:イングランド北部の若年層(<25歳)における1968年から1997年の間の甲状腺がんの発生率を分析し、発生率の変化がチェルノブイリ原発事故による放射性降下物の空間的・時間的分布と一致するかどうかを検証するために、甲状腺がんの人口ベースのデータを北部地域青少年の悪性疾病登録から入手した。乳頭がんまたは濾胞がんに分けての甲状腺がんの発生率について、1968年から1986年におけるものと、1987年から1997年のものを比較した。 …
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0959804900004494
タイトル:チェルノブイリ事故後、甲状腺がんのステージが進行しているベラルーシの子供における放射性ヨウ素治療の結果
著者:C. ライナース、J. ビコ、E. P. デミドチク、Y. E. デミドチク、V. M. ドロズド
典拠:国際会議シリーズ、1234、205‐214頁、2002年5月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0531-5131(01)00610-0
キーワード:小児甲状腺がん、チェルノブイリ、放射性ヨウ素治療
概要:甲状腺の電離放射線への被ばくによってがんのリスクは高まる。外部被ばく後の平均過剰相対リスクは約8グレイに上るが、放射性ヨウ素への被ばく後この相対リスクは半減する。そのリスクは新生児と5歳未満の幼児において最大であり、青年においては中間、成人においてはあるかなしかである。それ自体約80%の相対発生率をもつ甲状腺乳頭がんは、小児期および青年期における甲状腺がんの典型である。しかし放射性ヨウ素の被ばく後は、その相対頻度は100%近くに上昇する。左右両側の併発、多中心的成長、および癌が甲状腺に限定されない点は、放射線誘発甲状腺がんに特徴的であると思われる。これまで、チェルノブイリ事故の後の1990年から2000年の間に、15歳未満の子どもにおける甲状腺がんが約1500件報告されている…
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513101006100
タイトル:チェルノブイリ事故後のロシアにおける甲状腺がんの発生のダイナミクス
著者:V. K. イヴァノフ、A. I. ゴルスキ、A. F. ツィブ、M. A. マクスィトフ、E. M. ラストプチン
典拠:放射線防護学会誌、19(4)、305‐318頁、1999年12月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1088/0952-4746/19/4/302
キーワード:
概要:本稿では、チェルノブイリ後もっとも汚染されたロシアの地域における甲状腺がんの発生率の分析を行った。本研究で使用したのは、ブリャンスク、カルーガ、オリョールおよびトゥーラ州の発生率(5298,000人)のデータである。全体として、1982年から1995年における甲状腺がん2599の症例について検討した。そのうち143例では、1986年の事故時に小児または青年層に属していた。本研究で用いたアプローチは、診断時の年齢および被ばく時の年齢による甲状腺がん症例の分布比較に基づいている。その結果、1991年以降、小児および青年における症例の割合が増して、発生率の年齢構成が大幅に変更したことが分かった 。…
URL: http://iopscience.iop.org/0952-4746/19/4/302/
タイトル:チェルノブイリ事故後のウクライナにおける甲状腺がん発生率の時間的推移
著者:W. F. ハイデンライヒ、T. I. ボグダノヴァ、A. G. ビリュコフ、N. D. トロンコ
典拠:放射線防護学会誌、24(3)、283-293頁、2004年9月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1088/0952-4746/24/3/007
キーワード:
概要:1986年から1998年の期間に北部ウクライナで観察された幼年期の甲状腺がんの発生率を、被ばく後の時間、被ばく時の年齢、性別との関わりから検討した。結論として線量あたりの過剰絶対リスクが導き出され、約3年の最短潜伏期間後、少なくとも被ばく後9年間は直線的な増加を示し、被ばく年齢が15歳までの場合、それはほぼ一定であることが分かった。きわめて年少時に被ばくした女子においては、それは男子の約₂倍に上った。16歳から18歳までの間に被ばくした子どもにおいては、その比率はおよそ₅に上った。現在使用されているデータセット内の北部ウクライナの絶対リスクにおいては、幼い子どもの甲状腺が年上の者たちのそれと比べて放射線量に対してより敏感であるということはない。バックグラウンドが年とともに増加するに従い、一定の絶対リスクは相対リスクの減少を伴う。
URL: http://iopscience.iop.org/0952-4746/24/3/007/
タイトル;甲状腺がんとラドンの関わり?コロラド州コロラドスプリングズの病院調査のプレビュー
著者:J. F. バークハート、P. L. ダンバーカー
典拠:論文、AARST[PDF-386K] 、2008年9月。
概要:屋内ラドン被ばくと甲状腺がんとの間の関連可能性に注目した症例対照研究は、コロラドスプリングス地域で始まったばかりである。この研究は、以前フロリダ州で研修を行っていた時に比べて、甲状腺結節と甲状腺がんの発生率が高いことに気付いたある主任研究者によって進められた。本研究の仕様としては、きわめて多数の患者を担当する地元の内分泌科医(名前、病院の調査)から、症例(甲状腺がん患者)と統制群(甲状腺がんを患ってないもの)を選び ..
URL: http://www.aarst.org/proceedings/2007/4-BurkhartRadon_and_thyroid_talk.pdf
タイトル:チェルノブイリ組織バンクー甲状腺がんに関する国際的研究の統合
著者:G. A. トマス
典拠:国際会議シリーズ、1258、21‐30頁、2003年11月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0531-5131(03)01141-5
キーワード:チェルノブイリ、甲状腺がん、組織バンク、放射線
概要:チェルノブイリ組織バンク(CTB)は、チェルノブイリ事故の健康への影響研究の継続および将来的研究双方のための研究リソースである。現在まで、増加が確認された唯一の癌は甲状腺がんである。研究がこれまでに示しているのは、最大のリスクを示しているのは主に事故当時最年少だった人たちであり、増加は主に甲状腺濾胞細胞、乳頭癌の癌の特定のタイプに制限されているということである …
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513103011415